ネットワーク構成図の作り方(第1回)|システム運用管理|トピックス|Computerworld

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システム運用管理

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【連載】

ネットワーク構成図の作り方(第1回)

(第1回) ネットワーク構成図がないと“なぜ”困るのか?運用管理を楽にするためのTipsが満載
(2009年04月17日)

ネットワークにトラブルが発生した場合、まず最初にやらなければならないことは、その原因を突き止めることである。そのとき活用されるのが「ネットワーク構成図」だ。これさえあれば、あとは管理ツールなどで得られた情報と照らし合わせるだけで、大抵は発生個所を突き止めることができる。しかし、ネットワーク構成図の記述が不明瞭だったり、まちがっていたりしたら、原因の特定に多大な時間と労力を費やすことはまちがいない。本連載では、ネットワーク構成図とそれに関連する資料を作成するためのテクニックを紹介する。

ネットワーク構成を把握していないと 障害発生時に困惑することまちがいなし!

 「インターネットにアクセスできない」「電子メールが受信できない」「急に印刷できなくなった」――ネットワークにこのような“よくあるトラブル”が発生したとき、ネットワーク管理者は、「ping」や「tracert」をはじめとしたネットワークコマンドやLANアナライザなどのネットワーク管理ツールを使って、問題を特定しようとするはずだ。

 しかし、これらの作業は、ネットワーク構成を完全に把握していなければトラブルシューティングの役に立たない。例えば、tracertコマンドで問題となっているノードのIPアドレスがわかったとしても、それが実際にどの機器なのかがわからなければ、対処のしようがない。

ネットワーク構成を把握していないと 障害発生時に困惑することまちがいなし!

 「インターネットにアクセスできない」「電子メールが受信できない」「急に印刷できなくなった」――ネットワークにこのような“よくあるトラブル”が発生したとき、ネットワーク管理者は、「ping」や「tracert」をはじめとしたネットワークコマンドやLANアナライザなどのネットワーク管理ツールを使って、問題を特定しようとするはずだ。

 しかし、これらの作業は、ネットワーク構成を完全に把握していなければトラブルシューティングの役に立たない。例えば、tracertコマンドで問題となっているノードのIPアドレスがわかったとしても、それが実際にどの機器なのかがわからなければ、対処のしようがない。

 迅速にトラブルを解決するためには、日ごろからネットワークの構成管理をきちんと行っていることと、その構成管理情報を把握できる資料をきちんと整理していることが不可欠である。それが、本連載の課題となっているネットワーク構成図とその関連情報というわけだ。これらの資料は、ネットワークのパフォーマンス管理やトラブルシューティングだけでなく、組織変更による拡張計画の策定やオフィスの移転、電気工事など、ネットワークにかかわるあらゆる作業において必要となる。

 専任のネットワーク管理者がいたり、管理業務を専門業者にアウトソーシングしたりしている企業では、きちんとしたネットワーク構成資料が準備されていることが多い。しかし、特に中小規模の環境では、きちんとしたネットワーク構成図を準備していないか、あってもメモ程度、あるいは古すぎるというように、適切に管理していない例が少なくない。

 おそらく、専任のネットワーク管理者がいない例で多いのは、小規模な組織でありがちな、単にPCに少し詳しいだけでネットワークに不慣れな社員が“にわか管理者”として任命されているケースである。そのような場合、ネットワーク管理業務を本業とは別に兼任させられているものだ。実は、こうしたケースは非常に危険であり、状況によっては問題が大きくなるおそれがある。いざトラブルが発生したときに、ネットワーク構成を把握するための資料がなければ、問題となった個所を特定するまでに多大な時間がかかってしまうからだ。

 逆に、ネットワーク構成資料が完備されていれば、問題となった個所の特定はそれほど困難ではない。マニュアルや参考書どおりに、トラブルシューティングを実施すればよいのである。ある程度対応が容易なトラブルであれば、にわか管理者であっても最低限の対処はできるはずだ。手に負えないトラブルであっても情報を収集することは可能であろう。

ネットワーク構成図がなければ 現状把握に多大な時間と労力を取られてしまう

 新規導入したネットワークがトラブルもなく順調に稼働していたとしても、人員の増減や、機材・ソフトウェアの更新など、組織全体の状況は徐々に変化していくものだ。こうした変化に対応してネットワーク構成を変更・修正・拡張していくためには、きちんとしたドキュメントに基づいて作業を進める必要がある。

 仮に、ネットワーク構成図がないままネットワーク構成を変更しようとすれば、何がどこに接続されているのかすらわからない状態となってしまうため、まず手探りで現状を把握するという作業が必要となる。単にクライアントPCを増設するというだけの作業でも、混乱の極みとなるに違いない。何とか見た目を整えて正常に動作しているように見えても、いつかは必ずトラブルが発生するはずだ。

 こうしてネットワーク構成が変更されたときには、その結果をネットワーク構成図に反映し、常に最新の状態を把握できるようにすることも必要である。トラブルの際には、現状を把握することが第一の作業であるからだ。もし手元の資料が古く、現状と食い違う部分があれば、それを調査する作業に時間を取られてしまう。

 ここまで述べても、「ウチのネットワークは大きくないから構成図なんて必要ない」「自分が構築したものだから、ちょっと調べればすぐわかる」などと考えているネットワーク管理者も、中にはいるかもしれない。

 それではここで、ネットワーク構成図・構成資料がないとどのようなことが起きるのかを、2つのケーススタディで見ていただこう。それらのケーススタディを読んでいただければ、もうネットワーク構成図を作成せずにはいられなくなるはずだ。

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