注目はWeb開発。LAMPやネットワーク関連の求人が急増
キャリア・コンサルタントに聞く「2011年IT業界転職事情」クラウド・コンピューティングの急速な普及やスマートフォンの躍進に代表されるように、IT業界のトレンドは大きく変化している。そのような中、IT業界で転職を成功させるためには何に注目し、どう“活動”すべきなのか。本稿では第一線のキャリア・コンサルタントに聞いた、「IT業界転職事情」を紹介する。「今の会社に骨を埋める気はない」と考えている人はぜひ参考にしてほしい。
活況続くSNSもモバイル求人も順調に増加中
――まずは、IT業界の最新の求人動向についてお伺いします。現在、最も求人が多いのはどの分野でしょうか。
後藤氏(以下敬称略):IT業界にはさまざまな業種がありますが、現在成長が著しいのはWebサービスと、モバイル、つまりスマートフォン向けアプリケーション開発です。これらの業種は、求人についても“超”売り手市場になっています。例えば、オンライン・ゲームを中心としたソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)に関わる企業や、電子書籍関連の事業はその代表格と言えるでしょう。
――ではWebサービスやモバイル分野への転職を考える場合、どのような技術スキルが必要になりますか。
後藤:Webの開発・運用環境としては、いわゆる「LAMP※」が最も多く使われています。したがって、LAMPの知識と経験があると非常に有利ですね。LAMP経験者は、今のところ企業側の需要に対して大幅に不足している状態です。
――これらの分野への転職において、何か留意すべき点はありますか。
後藤:単にLAMPを“知っている”だけでなく、コンテンツの企画立案からサービスの運用までを含む「総合力」が求められることは認識しておくべきでしょう。また、ユーザーの目に直接触れる部分が特に重視されるので、ユーザー・インタフェースの開発経験もあると役立ちます。
逆に、バックグラウンドで動作する部分は、既存のフレームワークを積極的に採用したり、過去に開発したものを流用したりすることも多いようです。特に、SIerから転職したシステムエンジニアの場合、同じ「エンジニア」というポジションであるにもかかわらず、実際の業務内容が転職前とは大きく異なるので、そこを不満に思う人もいると聞きます。



























