EMC、エントリ・レベルの重複除外バックアップ・ストレージ「Data Domain DD160」を発表
「競争力のあるコストでバックアップテープを駆逐する」と同社
EMCジャパンは11月7日、重複除外技術を搭載した小規模環境向けのバックアップ・ストレージ「Data Domain DD160」を発表した。価格は105万円からで、本日より販売パートナーおよびディストリビュータ経由で提供される。
Data Domain DD160は、小規模データセンターおよびリモート拠点向けのエントリモデルで、有効データ容量は1.6TBから3.98TB。RAID6によるデータ保護を実現し、4TBのデータを4時間以内でバックアップすることが可能であるという。
製品説明に登壇したEMCジャパンBRS事業本部本部長である河野通明氏は、「テープ・オートーローダーのリプレースという位置付けで市場に訴求していく。Data Domain DD160は、例えば8巻オートローダーで1カ月間の保持期間を設定したバックアップ運用の置き換えに有効だ。今までテープ・ドライブからストレージに移行するには、価格的なメリットはなかった。しかし、Data Domain DD160なら、十分価格的なメリットがある」と、同製品の価格の優位性を強調した。
また今回は中規模データセンター向けの「Data Domain DD620」および「Data Domain DD640」も同時に発表された。両製品は既存の同クラスの製品と比較し、容量が2~3.8倍、スループットが1.6~1.8倍の性能向上が図られている。また、価格面でも1GB当たり最大71%のコスト・パフォーマンスを実現しているという。
Data Domain DD620は有効容量が3.6TBから8.3TBで、8.3TBのデータを4時間以内でバックアップ可能。価格は210万円から。Data Domain DD640は有効容量が3.6TBから32TBで、32TBのデータを9.5時間以内でバックアップ可能。こちらの価格は367万5,000円からとなっている。
今回の発表でEMCが全面に打ち出したのは、その価格メリットだ。
米国EMCバックアップ・リカバリ・システムズ部門ビジネス開発担当シニア・ディレクターであるロッド・マシューズ氏は、「ストレージ市場のほとんどは、データのバックアップ・ストレージである。バックアップは最後の砦であり、データの信頼性のある回復が求められる」と、バックアップ・ストレージの重要性を強調。企業は肥大化するデータ量の保護が急務であるものの、効率的な投資が求められ、バックアップでも効率性の向上が求められるとの見解を示した。
そのうえでマシューズ氏は、重複除外技術の効果として、「データの95%削減」「CPUの使用率80%削減」「バックアップ時間を約1/10に短縮」「(重複技術を使用しない場合と比較して)30倍のデータ保存が可能」「レプリケーション用ネットワーク帯域幅を99%縮小」など挙げ、同技術搭載したData Domain DD160は、「コスト面から見ても、テープドライブに取って代わる製品だと言っても過言ではない」と語った。
(Computerworld.jp)



























