ソーシャル・メディア時代の“情報収集力”は
空き時間の有効活用
Let'snote15周年企画の一環として、facebook上で“開講”している「ビジネス スキルアップ アカデミー」。第6回目はジャーナリストで作家の佐々木俊尚氏を講師に迎え、11月28日に公開収録が行われた。
■アプリを駆使して効率的に情報を取捨選択
佐々木氏は2011年2月、「キュレーションの時代」(ちくま新書)を上梓している。TwitterやFacebookなどのソーシャル・メディアで情報をやり取りする中で、“人を軸にした”新たな情報の取捨選択と共有(キュレーション)が始まっていると説いている。そんな佐々木氏の情報収集術と、それをどのように処理してアウトプットしているのかが語られた。
普段、佐々木氏は、「Google Reader」で約800ものフィードを購読しているという。
「最初に見出しをサード・パーティ製のReederやBylieというアプリでチェックし、興味のある記事はIntsapaper(チェックした記事を後でさまざまなデバイスから読める環境を提供するアプリ)に転送し、移動時間などの空いた時間に読む」(佐々木氏)
また同氏は毎朝Twitterでキュレーションを行っている。これは自分が気になった記事を同氏のコメントを交えながら紹介するものだ。このキュレーションに活用しているのが、「Buffer」というアプリケーションだ。これは自分のツイートやFacebookへの書き込みを予約するもので、指定時間になると自動的に投稿が開始される。
キュレーションをはじめたことで改善されたのは、「生活習慣」だと佐々木氏は語る。ITというトレンドが速い業界をキャッチアップするためには、きちんと横断的に情報収集することが大切だと語る。「効率的な時間の使い方と規則正しい生活で、作業効率もよくなった。今では朝5時に起きて夜10時には寝る生活」だという。
ちなみにキュレーションする時は、「集中力が切れた時」とのことだ。
という具体的な情報収集術が公開された
■「自分の視座を持つ」ということ
ジャーナリストとして活躍する佐々木氏は、情報をアウトプットする時には、「何をどういう視点で取り上げるか」、「どの記事をどうやって選ぶのか」が重要であると説く。同氏は「ジャンル、自分の考える方向性、直感とセンス」を考えて取り上げると語る。
「例えば自分はモバイルや電子書籍、地理空間、ソーシャル・メディアに興味があるが、単なるスマホの新製品紹介記事には興味がない。そのスマホが入力装置やメディアデバイスとして機能し、人々の生活や行動にどういうインパクトを与えるものなのかを考える。それが自分の考える方向性に影響してくる」(佐々木氏)
約10年前に毎日新聞社会部記者からパソコン雑誌編集者に転職した佐々木氏は、人間社会とテクノロジーの接点で、どのようなせめぎ合いが起きているのかに興味を持ち、それを自分の「視座」としているという。
「情報にはフローとストックがある。単に新しいことを知るという“キャッチアップ”だけでは不十分で、ストックとしての情報も大切。これが自分の場合は書籍であり、哲学書や歴史書に学ぶことは大きい」(佐々木氏)
そんな佐々木氏は震災のあと、メインで利用するPCをデスクトップからノートPCに変更したという。何があっても環境が変わらず仕事が継続できることを第一に考え、通常携帯するノートPCはもちろん、自宅のPCもノートPCにしたとのことだ。
モバイルPCに望む条件として佐々木氏は、「バッテリー駆動時間が長いのは大前提。外出先のカフェなどで電源を探す生活は疲れる。最低でも5時間のバッテリー駆動時間がほしい」と述べた。
ちなみにLet'snote S10/N10シリーズ2011年秋冬モデルは、標準バッテリーで約16時間の駆動を実現している。



























