モトローラ、初のAndroidスマートフォン「Cliq」を発表
別の新Android端末も数日以内に提供の予定米国Motorolaは9月10日、同社初のAndroidスマートフォンを発表した。今年第4四半期にT-Mobile USAから「Cliq」という名称で出荷される。
新端末は、サンフランシスコで開かれた「Mobilize」コンファレンスで、Motorolaの共同CEOであり同社のモバイル・デバイス部門のCEOも兼務するサンジェイ・ジャ(Sanjay Jha)氏が発表した。
同氏によると、CliqはタッチスクリーンとQWERTY配列のスライド式キーボードを備えている。通信機能としてはWi-Fiおよび3G(第3世代)接続に対応しているほか、毎秒24フレームで動画を撮影できる5メガピクセルのカメラ、3.5mmヘッドフォン・ジャックも搭載している。
さらに、Motorola携帯電話向けの新サービス「Blur」に対応している。Blurは、FacebookやTwitter、MySpaceといったソーシャル・ネットワーキング・サービスに登録された連絡先情報を統合するサービスである。
米国以外の国では、「Dext」という名称で新端末が提供される。第4四半期に、フランスとイギリスでOrangeから、スペインでTelefonicaから、ラテン・アメリカ地域でAmerica Movilからそれぞれ発売される予定だ。ただし、10日のコンファレンスでは、いずれの市場についても価格は発表されていない。
「Cliqは、われわれにとって重要な出発点である」とジャ氏。同氏によると、Motorolaは今後数日以内に別のAndroid携帯電話も発表し、年末のホリデー・シーズンまでに発売する予定だという。また、来年には多数のBlur対応端末を世界展開する計画もあるそうだ。
ジャ氏は、今回のコンファレンスを主催したGigaOm Networkの創設者、オム・マリク(Om Malik)氏との対談のなかで次のように語った。「スマートフォンは、コンシューマー/プロシューマー・コンピューティングの未来だと考えている。ユーザーのポケットに収まらなければ、彼らにふさわしいデバイスとは言えないだろう」
他の携帯電話メーカーと同様、MotorolaもiPhoneとの競争に苦しんでいる。だが、2000年代前半の「Razr」以来、独自のヒット商品を生み出していないMotorolaにとって、この状況は他メーカーよりも危機的だと言える。2000年代前半と言えば、携帯電話業界とっては、少なくとも1世代昔のことである。
Motorolaの今年度第2四半期の携帯電話出荷台数は1,480万台で、前年同期の2,810万台から激減している。他のメーカーも不況の打撃を受けてはいるが、Motorolaの落ち込みは特にひどい。同社のモバイル・デバイス部門は第2四半期、売り上げを45%落とし、2億5,300万ドルの損失を計上している。
Motorolaは2008年前半、最も業績の悪い携帯電話部門を分社化する可能性を示した。だが10月には、分社化を延期し、携帯電話で使用するソフトウェア・プラットフォームの種類をAndroidとWindows Mobileに絞るとの方針を打ち出している。だが、ジャ氏は、10日のコンファレンスでWindows Mobileに言及することはなかった。
(Stephen Lawson/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)



























