マイクロソフト、Windows Phone 7の宣伝費に5億ドル投入か
膨れあがるマーケティング・コスト。“回収”の見込みは…うまい宣伝が製品の売れ行きを左右するのはスマートフォンでも同じことだ。そう考えれば、米国Microsoftが「Windows Phone 7」のマーケティングに4億ドル以上をつぎ込んだという報道は間違いではないと思える。
同社はWindows Phone 7の販売促進に費やした額の詳細は明らかにしていない。しかしDeutsche Bankのテレコミュニケーション・アナリストであるジョナサン・ゴールドバーグ(Jonathan Goldberg)は「TechCrunch」サイトに対し、「Microsoftは最低でも4億ドルをWindows Phone 7の販売促進として投資した」とコメントしている。また別の匿名情報提供者は、5億ドルの金がマーケティングに使われたとも述べている。
当然ながらこれは大金と呼んでよい額だ。しかしMicrosoftにとっても大金なのだろうか。同社が発売したほかの製品の例を参照し、Windows Phone 7に関する宣伝文句にどれほどの思いが込められているのかを見てみよう。
Windows XP
Microsoftと米国Intelは、2001年10月にリリースされたWindows XPのマーケティングに5億ドルを費やしたと言われている。またPCメーカー小売業者も、これとは別にさらに5億ドルを投じていた。
Xbox
Microsoft初のビデオ・ゲーム機の販促にも、同社のマジック・ナンバーとも言うべき5億ドルの金がかかった。
Windows Vista
こちらも同じパターンだ。「USA Today」紙や「AdvertisingAge」サイトによると、Microsoftは2007年にやはり5億ドルを費やしてVistaのプロモーションを行ったという。
Bing
2009年6月に始動した検索エンジン「Bing」のマーケティング第1弾には8,000万〜1億ドルの資金が投じられたと、AdvertisingAgeは報じている。広告が主な収入源となっているMicrosoft製品の中では、多額の投資がなされたと言ってよい。
Windows 7
同社の最新OSのマーケティングにかかった正確な費用は把握できなかったものの、業界アナリストのマイケル・ガーテンバーグ(Michael Gartenberg)氏は2009年10月、「Microsoftおよび同社のパートナーが大規模な広告キャンペーンを展開しており、その総額は10億ドルを超えるだろう」と見積もっていた。
Office 2010
8,000万ドルの広告費のうち、7割がオンライン上で使われた。
念のため記しておくが、米国Verizon Wirelessも同社独自のDroid電話の販促に1億ドルを投じ、実際に十分な“見返り”を得ている。一方、「Palm Pre」の宣伝費用がいくらだったのかはわからないが、いずれにせよ同携帯電話の広告は実にお粗末なもので、商品展開自体も失敗に終わっている。
(Jared Newman/PC World米国版)



























