アップルのiOSアプリ開発者プログラムの改訂、アドビとグーグルは歓迎の姿勢
制限が緩和され開発者の自由度が向上として米国Appleは9月9日、iOSアプリケーション開発者プログラム「iOS Developer Program」のライセンス規約の一部を変更し、今年課した制限のいくつかを緩和するとともに、App Storeのアプリケーション審査ガイドライン「App Store Review Guidelines」を公開したと発表した。この動きは概ね歓迎されており、その影響を大きく受ける同社のライバルの米国Adobe、米国Googleも好意的な見解を示している。
AdobeはAdobe Featured Blogsで、「Great News for Developers」(開発者にとって素晴らしいニュース)と題した記事を公開し、同社の「Packager for iPhone」が、開発者がソフトウェアをApp Storeから提供するための有効な選択肢として復活したと説明した。Packager for iPhoneは、オーサリング・ツール「Flash Professional CS5」に含まれる機能で、FlashがネイティブiOSアプリをエクスポートすることを可能にする。Adobeは今年、AppleがiOSアプリ開発者プログラムのライセンス規約を改訂し、非ネイティブ技術を使って開発されたアプリケーションを禁じたことから、Packager for iPhoneの開発を打ち切った。だが、今回のライセンス規約の制限緩和を受け、開発の再開を明らかにした。
また、Adobeはこのブログ記事で、幅広い非Appleプラットフォーム(Android、BlackBerry、Windows Phoneなど)で、自社のメディア・プレーヤー「Flash Player 10.1」や、自社のプラットフォーム「AIR」ベースのスタンドアロン・アプリケーションで「フルWebブラウジング」を行えるようにする取り組みを今後も進めることも表明している。
一方、GoogleもGoogle Mobile Ads Blogで、Appleの今回の動きを歓迎する記事を公開した。Googleは、Appleが6月にiOS開発者プログラムに加えた変更は、実質的にAdMob(Googleが昨年買収したモバイル広告会社)を締め出すものだと主張していた。AppleはiOS開発者プログラムの今回の改訂で、6月に行った変更を解除しており、Googleはこの措置を、開発者と消費者の選択肢の拡大につながるとして称賛した。
AppleのiOS開発者プログラムの改訂は、アプリ開発にかかわる大手2社の支持を得たが、AppleがApp Storeの枠組みに関する重要な変更を加えたことも注目に値する。それは、App Storeでゲーム・エンジン、一般的なユーザー向けの開発ツール、さらにはパブリッシング・ツールを提供することが可能になったことだ。これにより、多くの業界にApp Storeの門戸が開かれたことになる。
また、Appleは、アプリを却下された開発者が審査の再考を求める機会を提供するため、「App Review Board」を創設したことも明らかにしている。
(David Chartier/Macworld.com)



























