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インテル、初のノートPC向けクアッドコアCPUを2008年第3四半期に投入へ

搭載PCの想定用途はゲーム/ワークステーションで、モバイルには向かず
(2008年03月17日)

 米国Intelは3月14日、ノートPC専用に設計されたCore 2 Duoマイクロアーキテクチャ・ベースのクアッドコアCPUを2008年第3四半期に出荷することを明らかにした。デスクトップPCの代替として利用される、(重量級・大画面の)ラップトップPC向けのCPUと見られる。

 Intelは開発中のCPUの詳細についての言及を避けたが、IT業界観測サイトのDigiTimesによれば、このCPUは「Core 2 Extreme QX9300」であるという。同CPUは線幅45ナノメートル(nm)の新プロセスを用いて製造される。


Intelが提供中のノートPC向けCore 2 Extremeプロセッサ

 同CPUは、Intelの「Centrino 2」(開発コード名:「Montevina」)が第2四半期に発表された後にリリースされる予定だ。MontevinaはWiMAXおよびWi-Fiネットワーキング機能を単体のチップに組み込んだ現行のCentrinoモバイル・プラットフォームの次期バージョンである。MontevinaにはCore 2ベースのプロセッサが含まれており、ノートPC向けのクアッドコアCPUが同プラットフォームに含まれる可能性もある。

 米国Insight 64のプリンシパル・アナリスト、ネイサン・ブルックウッド(Nathan Brookwood)氏によると、クアッドコアCPUが搭載された初のノートPCは、デスクトップPCの代替となる重量級のラップトップ・マシンで、高い処理能力を求めるゲーマーあるいはオフィス・ワーカーに訴求するものになるという。「グラフィックス・カードを別途装備したクアッドコアCPU搭載ノートPCは、デスクトップPCの強力な代替選択肢となりうるし、持ち運ぶことだって可能だ。このCPUが近いうちに、例えばAppleの「MacBook Air」のような軽量ノートPCに採用されることはない」(Brookwood氏)

 Brookwood氏は、「ノートPCは相変わらずバッテリ寿命が決定要因で、強力な性能を必要とするユーザーの数はまだ少ない」と語った。そして同氏は、たとえクロック周波数を下げたとしても、クアッドコアCPUはデュアルコアCPUよりも多くの電力を必要とするだろうと指摘した。

 結局のところ、クアッドコアCPUが搭載されたモバイルCPUを期待しているユーザーは、電力消費関連の問題が解決されるまで待つ必要がありそうだ。Intel Mobile Platforms Group担当バイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャーのムーリー・エデン(Mooly Eden)氏は今年の初めに、最初のノートPC向けクアッドコアCPUはバッテリ寿命の面で不利なので、当初は高い処理能力を必要とするゲーム/ワークステーション用途の重量級ノートPCに採用されるだろうと語っていた。

(Agam Shah/IDG News Service サンフランシスコ支局)

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