スマートフォン市場の伸び、2008年4Qは減速傾向
サムスンが初のトップ5入り、ノキアは販売台数を大きく減らす米国の調査会社Gartnerがこのほど発表したリポートによれば、2008年第4四半期(4Q)のスマートフォン販売台数は小幅な伸びにとどまった。ただし、2009年は携帯電話全体の販売がマイナス成長を示す中で、スマートフォン分野は引き続き成長すると予測されている。
2008年第4四半期に世界でエンド・ユーザーに販売されたスマートフォンの台数は3,810万台で、前年同期の販売台数3,680万台と比較すると3.7%の伸びとなった。ただし、前四半期(2008年第3四半期)の販売台数は3,650万台と、前年同期比11.5%の伸びを示しており、同四半期は伸びの減速が目立った。
Gartnerの調査ディレクター、ロバータ・コーザ(Roberta Cozza)氏は、景気の悪化に加えて、同四半期には魅力的な製品が少なかったことが影響したと分析している。
ベンダー別に見ると、好調だったのはRIMとSamsungで、米国Appleも健闘している。Nokiaは市場シェア・トップの座を維持したが、販売台数を大きく減らしている。
Samsungは、シャープを抜いて初のトップ5入りを果たした。同四半期におけるSamsungの販売台数はおよそ160万台で、前年同期比で138%の伸び。また、RIMの販売台数は約740万台で、伸び率は前四半期を若干上回る85%だった。
Appleは410万台を販売して112%の伸び率を記録したが、470万台を販売した第三四半期の伸び率には及ばなかった。Gartnerは、「iPhone」の販売台数の伸びが鈍化しているため、新モデルの発売を促す圧力が強まると見ている。
Nokiaの販売台数は1,560万台でトップ・シェアを維持したが、前年同期比ではおよそ17%も減少している(第3四半期は3%の減だった)。2008年通年で見た市場シェアも、前年の50.9%から40.8%へと大きく減らしている。
プラットフォーム分野では、Appleの「Mac OS X」を抜いて米国Microsoftの「Windows Mobile」が3位に返り咲いている。Gartnerによると、Samsungの「Omina」とHTC(ベンダー別でシェア4位)が貢献したという。
一方、Nokia不振のあおりを受け、「Symbian OS」を搭載するスマートフォンの販売台数は落ち込んでいる。
携帯電話ベンダー各社はスマートフォンに力を入れており、Gartnerは2009年も販売台数が伸びると予測している。同社の予測によれば、2009年の携帯電話市場全体は4%のマイナス成長となるが、スマートフォン市場は28%のプラス成長が見込まれているという。
Gartnerの調査ディレクター、キャロリーナ・ミラネシ(Carolina Milanesi)氏は、スマートフォン市場の成長を促す要因として、Nokiaが投入するSymbian OSベースのエントリーレベル・スマートフォンや、各社から投入される「Android」ベースのスマートフォンを挙げている。
(Mikael Ricknas/IDG News Serviceストックホルム支局)



























