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LG、NVIDIA製デュアルコア・プロセッサ搭載のスマートフォンを発表

2010年第4四半期に「Optimus」シリーズの一部として投入予定
(2010年09月08日)

米国NVIDIAのデュアルコア・プロセッサ「Tegra 2」は、モバイル・デバイスのバッテリ駆動時間を維持しながら、大幅なパフォーマンス・アップを実現する

 韓国LG Electronicsは9月7日、モバイル・デバイスのバッテリ駆動時間を維持しながらパフォーマンスを大幅に高める米国NVIDIAのデュアルコア・プロセッサ「Tegra 2」(次世代版Tegra)を搭載する一連の新型スマートフォンを発表した。

 これらの新型スマートフォンは、LGの新しい「Optimus」シリーズの一部として2010年第4四半期に投入される。声明によると、新型スマートフォンはTegra 2の搭載により、1,080pのHDビデオを再生できるという。

 現在のスマートフォンの大半はシングルコア・プロセッサを搭載しており、720pのビデオしか再生できない。デュアルコア・プロセッサ搭載のスマートフォンではフルHDビデオがサポートされるだけでなく、ビデオ会議のような性能要件の厳しいアプリケーションも利用できるようになる。

 今回発表されたスマートフォンに搭載されるTegra 2は、英国ARMの1GHz動作の「デュアルコアARM CORTEX-A9 MPCORE」プロセッサに、NVIDIAのグラフィック・コアなどのコンポーネントを組み合わせたもの。LGは、Tegra 2は1GHzのシングルコア・プロセッサと比べて、Webブラウジングで最大2倍、ゲームで最大5倍のパフォーマンスを発揮すると述べている。

 現在の最先端のスマートフォンでも、一部の製品(米国MotorolaのDroid X、台湾HTCのEvo 4Gなど)には、1GHzのシングルコアARMプロセッサが搭載されている(米国AppleのA4プロセッサもシングルコアARMがベース)。

 NVIDIAは1月にTegra 2を発表し、当初はタブレット向けとしていた。その後、同プロセッサを搭載するスマートフォンが年内に出荷されることを明らかにしている。

 LGは、デュアルコア・プロセッサ搭載スマートフォンを業界でいち早く発表した企業の1つだ。携帯電話端末の大手各社もあとに続くと見られている。デュアルコアのモバイル・プロセッサは半導体メーカーから続々とリリースされており、ARMのライセンシーである米国Texas Instruments(TI)は、同社初のデュアルコア・プロセッサ「OMAP4430」を年内に出荷する。米国Qualcommは同社初のデュアルコア・プロセッサ「MSM8660」をすでに出荷しており、その後継となるより高速な「QSD8672」のサンプルを年内にも出荷する計画だ。

 韓国Samsungも7日、タブレット、ネットブック、スマートフォン向けの同社初のデュアルコア・モバイル・プロセッサ「Orion」(開発コード名)を発表した。Orionは2個の1GHz ARM Cortex A9コアを搭載し、1,080pビデオの録画に対応する。Orionは2010年第4四半期に一部顧客に提供が開始され、2011年上半期に量産に入る予定となっている。

(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)

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