TouchPadをAndroidデバイスに変える「TouchDroid」プロジェクトが発足
HPが生産中止を決めたTouchPadにAndroidを移植すべく開発者グループが立ち上がる
売り切れ前に99ドルで「TouchPad」を買えた人々の幸運はまだ続いている。ある開発者グループが、TouchPadタブレットに「Android」を移植するプロジェクトを進めているのだ。
米国Hewlett-Packard(HP)は先週、TouchPadの開発を打ち切り、同デバイスに搭載されている「webOS」ソフトウェアについては新たな方向性を模索していくことを発表した。これに伴い、HPが16GBのTouchPadを99ドルに値下げしたことで、同製品は最も「お買い得」なタブレットの1つになった。
とはいえ、HPがwebOSの開発を継続するかどうかはっきりしない状況の中でTouchPadを購入した人々は、同製品がいくら「お買い得」だったとはいえリスクも背負ってしまった。だが、そうしたリスクも、TouchPadを最高のコスト・パフォーマンスを誇るAndroidタブレットに変えられれば解消される。
3名の開発者とその他の支援者たちが立ち上げた「TouchDroid」プロジェクトは、「Gingerbread」の開発コードネームで知られるAndroidの旧バージョンをTouchPadへ移植する計画をまもなく開始するという。
同プロジェクトのwikiページには、「99ドルなり149ドルなりを支払ってTouchPadを買った諸君、webOS画面を起動させてほしい(中略)。ようこそ、AndroidをHP Touchpadへ移植する壮大な計画へ」と記されている。
同グループがGingerbreadの移植からプロジェクトを始めるのは、タブレット向けAndroidである「Honeycomb」のソースコードを米国Googleがまだ公開していないからだ。Honeycombは、2月に初めて米国Motorolaの「Xoom」タブレットに採用された。前述のwikiサイトによれば、Androidの次期バージョン「Ice Cream Sandwich」が利用可能になりしだい、TouchDroidはそちらのバージョンの移植に注力するという。
TouchPad対応Androidの開発途中バージョンをリリースするまでに、いったいどれくらいかかるのか。「現時点ではまったくわからない」と同グループは述べている。「リリース時期を確定するにはかなりの時間がかかると思う。あまり期待しすぎず、今はwebOSを楽しんでほしい」(同wikiより)
取り組みを複雑にしている理由はほかにもある。一部の開発者が今もTouchPadを入手できていないのだ。
HPは8月22日、TouchPadに対する反響があまりに大きく、同製品の情報を掲載しているWebサイトをダウンさせずにいるのが難しくなっていると話した。同社は「Twitter」のメイン・アカウントに、「TouchPadの在庫確認ページへのトラフィックが膨大な量となり、問題を引き起こしている」と書き込んだ。
もっとも、もう少し待てば再びTouchPadを買えるようだ。HPのソーシャル・メディア担当マネージャー、ブリーナ・コーコラン(Bryna Corcoran)氏はみずからのTwitterアカウントで、同社が在庫を補充していることを明かしている。「新たに生産は行っていないものの、生産済みの製品を棚卸ししている」(コーコラン氏)



























