デル、仕事にも遊びにも使えるモバイル・デバイスに重点をシフト
年内に第1弾を投入へ米国Dellは、消費者へのスマートフォンとタブレットの販売で「そこそこの成功」を収めたが、今後は、仕事にも遊びにも使えるモバイル・デバイスに重点をシフトするもようだ。同社幹部が先週明らかにした。
Dellのモビリティ製品およびソリューション担当副社長兼ゼネラル・マネジャー、スティーブ・ララ(Steve Lalla)氏は、米国テキサス州オースティンで開催されたカンファレンス「Dell World 2011」で、Dellは、タブレットやスマートフォンをビジネス・ユースとパーソナル・ユースの両方に使いたいと考えているユーザー向けの製品を投入すると語った。
「われわれはこれらのモバイル・デバイスの分野では、数年前に参入して以来、純粋に消費者向けの製品を展開してきた。そこそこの成功を収めたが、今後は、主力の企業向け事業と連動したデバイス戦略を進めようと考えた」(ララ氏)
Dellは新しいスマートフォンかタブレットを年内にリリースし、来年もデバイスの新製品を投入すると、ララ氏は述べたが、これらの製品の詳細は明らかにしなかった。
Dellは近年、データセンター市場での成功に向けた製品ポートフォリオの構築を進めており、消費者向け事業は優先順位が下がっている。同社はタブレットでは、米国GoogleのモバイルOS「Android」を搭載し、画面サイズが異なるいくつかのモデルから成る「Streak」シリーズを提供してきた。スマートフォンの「Venue」シリーズではAndroidモデルに加え、米国Microsoftの「Windows Phone 7」を搭載するモデルもラインアップしている。
Dellは8月、売れ行き不振で「Streak 5」の販売を打ち切っており、他のデバイス製品の実績もあまりぱっとしない。同社は携帯キャリアなどのパートナーと提携することで、将来の製品を成功させようと考えている。
「こうしたスタンドアロン・デバイスを提供する中で、どんなユーザーにどんなことが重要なのかがわかってきた。そして今、われわれはこうしたデバイスを次のレベルに高めようとしている」(ララ氏)
Dellの将来のデバイスには、企業クラウド・アプリケーションへのアクセス、簡単な管理、高度なセキュリティなどの機能が搭載される見通しだ。
一方、ララ氏は、DellがWindows Phone 7のサポートを中止したとのうわさを否定した。今月、Dellは将来のスマートフォンには同OSを搭載しないとの観測が浮上していた。同氏は、DellはOSについてオープンなアプローチを継続しており、消費者のニーズに応じてスマートフォンを開発していくと語った。
また、Dellの幹部は、Dellは、AndroidやMicrosoftの次期OS「Windows 8」をベースとする新型デバイスをリリースすると述べた。Androidはスマートフォン市場では成功しているが、タブレット市場ではそれほど人気が出ておらず、Windows 8は多くの期待を集めていると、Dellの消費者および中小企業向け事業担当社長、スティーブ・フェリス(Steve Felice)氏は、報道関係者やアナリストとの質疑応答の中で語った。



























