HPとデル、2012年にWindows 8タブレットの発売を予定
「iPad」の市場支配と価格競争の激化を受け、ニッチ層開拓のためWindows 8を選択した両社PCメーカーの米国Hewlett-Packard(HP)と米国Dellが、次のタブレット用オペレーティング・システム(OS)に「Windows 8」を採用しようとしている。両社の動きの背景には、「Android」タブレット市場の競争激化があると考えられる。最近も米国Amazonの「Kindle Fire」がそうした競争に拍車をかけた。
現在、タブレット市場はシェア70%以上を誇る「iPad」が支配しており、そこへさらにAmazonがわずか199ドルの新製品を投入して価格戦争の端緒を開いた。現状に鑑みて、HPとDellがWindows 8を選択し、新たなニッチ層を開拓しようと試みることには意義があると思われる。
Dellの最高経営責任者(CEO)を務めるマイケル・デル(Michael Dell)氏が先週、米国テキサスで開催された「Dell World」において、「さまざまなWindows 8搭載製品を提供していく用意がある」と語ったと「Inquirer」サイトは報じている。
Windows 8には新たなタッチ機能対応インタフェースが実装されており、これがタブレットに適しているという。また、Windows 8は、タブレット、ラップトップ、デスクトップをまたぐシンプルなエクスペリエンスを提供するとうたわれているため、同OSを利用したタブレットは家庭やオフィスのコンピュータ一式をうまく補完する存在になるだろう。
DellはWindows 8タブレットの利用者層をビジネス・ユーザーに絞っているようだが、Windows搭載ラップトップもしくはデスクトップを使用しているなら、一般消費者にも家庭用/個人用の二次的デバイスとして人気が出るのではないか。
とはいえ、タブレット市場に出回っているほかのデバイスも含め、Windows 8タブレットの成否はその価格と発売時期に大きく左右される(例えば、「Motorola Xoom」Androidデバイスは最近ディスカウントされたが、値下げ幅が小さすぎ、また時期も遅すぎた)。
「Digitimes」サイトによると、HPおよびDellは、Windows 8タブレットをそれぞれ2012年第3四半期に発売する見込みだという。
(Melanie Pinola/PC World米国版)



























