Androidタブレットの“王者”は「Kindle Fire」
ただし、単体では「iPad」の敵ではないと業界アナリスト世界一の人気を誇るオンライン小売業者が販売する超格安タブレットが大成功するなど、ほとんどの人が予想だにしてこなかっただろう。だが、実際に米国Amazon.comの「Kindle Fire」がまさにそうした成功を収めている事実が、米国Stifel Nicolausのアナリスト、ジョーダン・ローハン(Jordan Rohan)氏の算定から明らかになった。
投資家向けのメモの中で、ローハン氏は、Amazonが2011年第4四半期に出荷したKindle Fireの台数を600万台と見積もっている。同氏が以前に予想していた500万台という数字が、今回上方修正された。
とはいえ、Kindle Fire単体では米国Appleの「iPad」には到底かなわない。iPadは2011年第4四半期に1,500万台以上売れているのだ。タブレット市場におけるiPadの支配力は、米国のリサーチ企業Strategy Analyticsが先週発表したレポートによって明確に示されている。同レポートによれば、2011年第4四半期に出荷された全タブレットの57.6%をiPadが占めていたそうだ。
iPadがタブレット市場の“勝ち組”であるのは今も変わらないが、「Android」タブレットがAppleからシェアを奪うのにKindle Fireが一役買っているのもまちがいない。
Strategy Analyticsの調査では、Androidタブレットは2011年第4四半期に出荷された全タブレットの39.1%に相当したことがわかっている。数字だけ見れば、AndroidタブレットはAppleにかなり水を開けられているように思えるが、Androidタブレットの市場シェアは、わずか29%だった2010年第4四半期と比べて大きな躍進を遂げている。
Strategy Analyticsのエグゼクティブ・ディレクター、ニール・モーストン(Neil Mawston)氏は先週、Androidタブレットの成長はAndroidスマートフォンに似通っていると発言した。今日では、複数のベンダーが米国Googleの使用料無料のモバイルOS、Androidが稼働するタブレットを独自に開発し、市場へ送り込んでいる。
「Amazon、Samsung、Asusなどをはじめとする無数のブランドが、さまざまな国で何十ものAndroidモデルを販売し、その総数はかなりのものになっている。AndroidにはOSの断片化やユーザーインタフェース、アプリ・ストア・エコシステムといった事柄を中心とする懸念がつきまとっているものの、タブレット製造業者はほかのものより同OSを高く評価していることがこれまでの情勢からわかる」(モーストン氏)




























