レノボ、「ThinkPad Tablet」を5月に「Android 4.0」へアップグレード
OS更新でブラウザの高速化と、音声認識および顔認証機能などを追加中国のLenovoは2月6日、同社の「ThinkPad Tablet」に搭載しているGoogleのオペレーティング・システム「Android」を、5月から最新バージョンの4.0へアップグレードしていくと発表した。
「Ice Cream Sandwich」の開発コードネームで知られるAndroid 4.0へのアップデートには、ブラウザの高速化や音声認識、顔認証機能の追加などが含まれると、同社の広報担当者は述べている。アップデートは無線経由でThinkPad Tabletへ配布される予定だ。
アップデートされたブラウザは、スピードアップするばかりでなく、インターネット接続が利用できないときでもアクセスできるようWebページを保存してくれる。
また、新たな音声入力機能では、タブレットに文章を口述筆記させることができる。音声入力エンジンがテキストを入力する際、書き取りのミスが疑われる部分があれば、灰色のマスキングや下線でそこが強調表示される。ユーザーは下線の引かれた単語をタップし、正しい用語の候補リストから適切なものを選べばよい。
タブレットをアンロックできる顔認証機能「Face Unlock」も、新たに実装される機能の1つ。デバイス前部に取り付けられたカメラと顔認識ソフトウェアを組み合わせ、タブレットのセットアップ時に登録した顔を承認することでマシンのロックを外す。LenovoのほかのノートブックPCにも、同様の機能が搭載されている。
スマートフォンおよびタブレット向けにデザインされたAndroid 4.0は、ユーザーインタフェースやインターネット接続、アプリケーション、マルチメディアなど、さまざまな面で改良が施されている。これらに加え、データの暗号化レイヤー、電子メールのセキュリティなどが強化され、システム管理者がタブレットをリモート制御しやすくなるようマネジメント機能も刷新される。
もっとも、今回のアップグレードでは、「Android Beam」など特定の機能は有効にならないかもしれないという。Android Beamは、タブレットをタップするだけで、コンテンツ、地図、方向などをNFC(Near Field Communications:近距離無線通信)技術を用いてシェアできる機能だ。しかし、ThinkPad Tabletには、まだNFCハードウェアが搭載されていない。
同タブレットが発表されたのは2011年7月で、ターゲット層はビジネス・ユーザーとのことだった。現在はOSにAndroid 3.1を搭載し、479ドルから販売されている。
すでに複数のベンダーが、自社のタブレットをAndroid 4.0へアップグレードしている。例えば、台湾Asusは無線を介して「Eee Pad Transformer Prime」タブレットにアップデートを配信しているし、韓国Samsungも2012年第1四半期中にはOSアップグレードを実施すると話している。
競合に遅れてAndroid 4.0アップグレードを行うことになるLenovoだが、広報担当者によれば、同社は継続的にAndroidの最新リリースを配信し、タブレットが“時代遅れ”にならないよう努めていく意向だという。
(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)




























