「今年、アップルは6,000万台のiPadを販売する」――アナリスト予測
タブレット市場全体の販売台数は下方修正ながらも「1億2,500万台」2012年、米国Appleは全世界で「iPad」シリーズのタブレットを6,000万台販売する見込み――。投資銀行グループJeffriesのアナリスト、ピーター・ミセック(Peter Misek)氏はこう予測する一方で、タブレット市場全体の販売予測は下方修正した。そこには2つの要因があるという。
Jeffriesはこれまで、2012年におけるタブレット市場全体の販売台数予測を1億5,000万台としてきたが、この度発行された新しい顧客向け報告書では、2つの理由から販売台数は1億2,500万台にとどまると記している。
下方修正した1つめの理由は、タブレット市場におけるベンダー間競争が予想よりも早く落ち着いてしまったことだ。
ミセック氏は、「明らかに(同市場の)推進力を持つリーダーは、現時点においてはApple、Samsung、そしてAmazon.comの3社だけだ。こうなってしまったのは主に、Androidタブレットを取り巻くエコシステムの未熟さと、貧弱な価格戦略に起因するものだと見ている」と指摘する。
「Motorolaをはじめ、大多数のAndroidタブレット・ベンダーは当初、iPadと同等か、iPadよりも高い価格を付けていた。一部にはハードウェア・スペックでiPadを上回る製品もあったが、機能面では全体的にiPadより劣っていたのにもかかわらず。その後、初期セールスのつまづきを受け、彼らは値下げを行ったが、それは急成長する市場の中にシェア獲得の足掛かりを作るものとはならず、単なる在庫処分に終わってしまった」(ミセック氏)
Jeffriesが販売予測を下方修正したもう1つの理由は、タブレットの割引販売を積極的に行う通信事業者(モバイル・キャリア)が現れなかったためだ。
「LTEネットワークという新しいサービスをアピールするためにも、我々は各キャリアがもっと(2年契約と引き替えの)タブレット割引販売を積極展開すると想定していた。この手法は、キャリアにとっては依然有効だと考えるが、2012年の販売見通しからは除外している」
下方修正されたとはいえ、2012年の1億2,500万台という予測は前年比で79%の成長となる。タブレット市場全体はその後、2013年に1億7,000万台、2014年に2億2,000万台を販売するというのがJeffriesの予測だ。
Jeffriesは、同市場ではAppleが今後もリードを続けると見ている。ただし、Appleの市場シェアは2011年の58%から2012年は48%、2013年は42%、2014年は37%と徐々に落ち込んでいくと見ている。
ミセック氏は、「もしもAppleが今年“iPad 3”をリリースし、なおかつ低価格でiPad 2の販売を継続すれば、予測よりも販売台数を上積みすることができるだろう」と述べ、さらに市場全体ではタブレットの価格は下落し続けると付け加えた。
(Ben Camm-Jones/Macworld英国版)



























