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XBRL形式の電子財務報告書、2009年6月から義務化

SECが義務化を承認。一定規模以上の企業500社を皮切りに順次適用へ
(2008年12月19日)

 米国証券取引委員会(SEC)は12月18日、株式公開企業を対象にした財務報告書のXBRL(Extensible Business Reporting Language)化を承認した。これにより、対象企業は2009年6月以降、XBRL形式によるインタラクティブな電子データで財務報告書を提出する義務を負うことになった。

 XBRLはXMLベースの記述言語で、一般に、企業の財務・会計情報などを記述するために利用される。SECは2005年以来、このXBRLを財務報告書の記述言語として企業に義務づける方向で動いてきた。


SECのプレス・リリース。議論の様子(動画)も閲覧できる

 財務報告書をXBRL化する目的は、株式や投資信託に関する情報を投資家が迅速かつ容易に得られるようにするためである。

 膨大な情報を含んだ財務報告書を閲覧するためには、PCの画面上でスクロールし続けるか、もしくは印刷するかのいずれかしか方法がない。さらには、必要な情報だけを得るのも、手作業に頼っているというのが実情だ。

 これに対して財務報告書がインタラクティブな電子データ形式の場合は、各情報に付加された「タグ」がバーコードのような役割を果たすことになる。このタグにより、インターネット上での検索も容易になり、表計算ソフトなどのアプリケーションで読み込むことも可能になるだろう。SECでも、XBRLの導入によって財務データの検索や分析、比較が迅速にできるようになると説明している。

 XBRL形式の財務データの義務化は、2009年初頭から段階的に導入される予定だ。一定規模以上の企業500社は2009年6月15日以降、インタラクティブな電子財務報告書を提出する必要がある。

 GAAP(一般会計原則)方式を採用しているその他の企業についても、今後2年以内にインタラクティブ・データでの提出を義務づけられる。また、国際会計基準審議会(IASB:International Accounting Standards Board)が設定する国際財務報告基準(International Financial Reporting Standards)を採用する企業の場合は、2011年6月15日以降の会計年度から、電子報告書に切り替わることになっている。

 SECによると、投資信託については、2011年以降にインタラクティブ電子データが活用できるようになる。投資信託には公開情報内にタグを含めることが義務づけられ、タグは商品の目的・戦略・リスク・業績・経費などに関する情報の提供に利用される。タグをうまく活用すれば、マウスを1回クリックするだけで、8,000を超える投資信託商品を比較検討することも可能だという。

(Grant Gross/IDG News Serviceワシントン支局)

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