ベライゾン 4Q決算、大幅増収も一時費用計上で20億ドル強の赤字
携帯やブロードバンド・サービスは堅調に成長米国Verizon Communicationsが1月24日に発表した2011年度第4四半期決算は、純損益が20億2,000万ドルの赤字で、1株当たり純損失が0.71ドルとなった。退職手当、年金、各種手当に関連する一時費用34億ドルの計上と、「iPhone」の販売奨励金の増加が主因だった。
前年同期の純損益は26億4,000万ドルの黒字で、1株利益は0.93ドルだった。一時費用を除いた第4四半期の実質的な損益は1株当たり0.52ドルの黒字で、前年同期の0.54ドルから微減となり、アナリストの事前予測(0.53ドルの黒字)をわずかに下回った。
しかし、第4四半期の売上高は前年同期比7.7%増の284億ドルとなり、Verizonは、この伸び率は同社の11年の歴史の中で、四半期売上高の前年同期比伸び率として過去最高だったとしている。携帯事業とブロードバンド事業の成長がこの増収を牽引した。
「われわれは、非常に堅調だった2011年を力強く締めくくった」と、VerizonのCFO(最高財務責任者)、フラン・シャモ(Fran Shammo)氏は電話会見で語った。「われわれは自己変革を遂げ、今後の成長市場で好位置につけている」
第4四半期の携帯事業の売上高は183億ドルとなり、前年同期比で13%伸びた。このうちデータ収入は19.2%増加した。Verizonは携帯事業については、英国Vodafoneとの合弁会社であるVerizon Wirelessを通じて手がけている。
Verizon Wirelessは第4四半期に携帯サービス顧客を150万人増やし、2011年末時点で総加入件数は1億870万件となった。ポストペイド(料金後払い式)契約のリテール顧客に占めるスマートフォン・ユーザーの割合は、2011年9月末時点で39%だったが、2011年末時点では44%に増加した。Verizon幹部は、これはAppleのiPhoneと、Androidデバイスの人気に支えられたものと説明した。
一方、ブロードバンド・サービスを含む第4四半期の固定通信事業の売上高は101億ドルとなり、前年同期比で1.5%減少した。
固定通信事業では、Verizonは第4四半期にインターネット・サービス「FiOS Internet」の加入件数を20万1,000件、TVサービス「FiOS Video」の加入件数を19万4,000件増やした。ブロードバンド・サービス全体では、第4四半期の加入件数の純増数は9万8,000件となり、2011年末時点で総加入件数は870万件に達した。FiOSサービスは前年同期比で20%の増収を記録したという。
2011年度通期では、売上高は前年の1,066億ドルから1,109億ドルに増加した。純利益は同102億1,700万ドルから101億9,800万ドルへと若干減少した。純利益からVerizonのパートナーであるVodafoneの持ち分利益を差し引いた金額は、2010年度が25億4,900万ドル、2011年度が24億400万ドルだった。



























