EMC、VMwareとストレージ好調で大幅増収増益の4Q決算|IT企業業績|トピックス|Computerworld

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EMC、VMwareとストレージ好調で大幅増収増益の4Q決算

今年末の退任を表明していたトゥッチCEOが2013年まで続投すると明言
(2012年01月25日)

 米国EMCの会長兼CEO、 ジョー・トゥッチ(Joe Tucci)氏は1月24日、EMCの決算会見で、同社取締役会からの要請を尊重し、2013年まで会長兼CEOの職にとどまることを明らかにした。

 またトゥッチ氏は、EMCの上級経営チームのメンバーが、同氏の後任CEOに就任するだろうと述べている。

 「私は熟慮の末、2013年まで会長兼CEO職を務めることに同意した」とトゥッチ氏。「私は上級経営チームの責任を増やし始めている。適切な時期に後継者が任命されるだろう」

 EMCが24日に発表した2011年度第4四半期決算は、売上高が前年同期比14%増の56億ドル、純利益が32%増の8億3,200万ドルとなった。2011年度通期の売上高は前年比18%増の200億ドル、純利益は30%増の25億ドルだった。

 トゥッチ氏は決算会見で、クラウド・コンピューティングに重点を置いて事業を展開したことが好業績につながったと述べている。

 「クラウド・コンピューティングがIT産業を根底から変えつつあること、そしてビッグ・データが、われわの仕事や生活の今後の変化に同様の大きな影響を与えることは間違いない」(トゥッチ氏)

 この会見に同席したEMCのCFO(最高財務責任者)、デビッド・グールデン(David Goulden)氏によれば、EMCの2012年度の売上高は220億ドルに増加する見通しという。

 これまもトゥッチ氏は、EMCは、ハイブリッド・クラウド・コンピューティング(パブリック・クラウドとプライベート・クラウドの両方のインフラを含む)とビッグデータ分析に重点的に取り組むと語ってきた。

 実際、例えばEMCは2010年に買収し子会社化したGreenplumを通じて、オープンソースの大規模分散並列処理フレームワーク「Apache Hadoop」をベースとするデータベース・アプライアンスなどを開発、提供している。

 第4四半期の売上高をセグメント別に見ると、サーバ・ハイパーバイザ製品などを手がける事業子会社、VMware部門が、前年同期比27%増と最も大幅な伸びを示している。また、情報ストレージ事業部門も売上高を12%伸ばし、このうち「Clariion」アレイなどを含むEMCのミッドティア・ストレージ製品群が24%の増収を達成、ハイエンド・ストレージ「EMC Symmetrix」製品群も11%の増収となった。

 さらに、EMCによると、ユニファイド・ストレージ「EMC VNX」ファミリは、第4四半期に2,000近くの新規顧客を獲得しており、バックアップ/リカバリ・システムも好調で、このうち重複除外機能を持つ「EMC Data Domain」アプライアンスと「EMC Avamar」ソフトウェアの第4四半期の合計売上高は20億ドルを超えたという。

 クラスタNAS製品などを手がけるEMCの子会社Isilonの売上高も、前年同期比で2倍以上に増えている。

 一方、EMCと米国Ciscoが、VMwareおよび米国Intelの出資も得て設立したVirtual Computing Environment(VCE)Companyは、年間売上高数十億ドルという目標の達成に向けて引き続き前進した。VCEは、Ciscoの「Unified Computing System(UCS)」、EMCのストレージ、VMwareの「vSphere」などを含む事前構成/テスト済みのハードウェア/ソフトウェア・プラットフォームを販売している。

 EMCのVCEへの投資額は2010年の約64億ドルから2011年は約35億ドルに減少しているものの、2011年には1,700社近くのリセラー・パートナーがVCEプラットフォームの提供を開始したという。

(Lucas Mearian/Computerworld米国版)

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