AMD、2011年第4四半期は赤字に転落
タイの洪水によるHDD不足がグラフィックス・チップの不調に影響米国AMDは1月24日(米国時間)、2011年12月31日を末日とする2011年第4四半期の決算を発表。グラフィックス・チップの売り上げ不振およびリストラに伴う諸費用の影響で、損失を計上したことを明らかにした。
同社は前年同期に3億7,500万ドルの利益を出していたが、今四半期の損益は1億7,700万ドルとなった。
損益には、AMDの半導体製造事業を手がける米国GLOBALFOUNDRIESに対する2億900万ドルの投資を含んでいる。また、昨年12月、AMDはコスト削減のため従業員の10%をリストラするとの発表を行っており、これに関連する諸費用9,800万ドルが含まれる。
これらの一時費用を除けば、同社の今四半期の利益は1億3,800万ドル、1株当たり19セントになるという。この数字は、トムソン・ロイターズのアナリスト事前予測(1株当たり16セントの利益)を上回っている。
また、第4四半期の売上高は、前年同期から横ばいの16億9,000万ドルだった。
AMDのグラフィックス部門の売上高は、10%減の3億8,200万ドル。同社CEO(最高経営責任者)のロリー・リード(Rory Read)氏は、売り上げ減少の原因の一部はタイの洪水によるハードディスクドライブ不足で、拡張グラフィクス・ボードの需要が減ったことによる、と説明している。
しかし、同社によると、グラフィックス・プロセッサの平均販売価格は継続的に年々上昇しているという。
CPUと統合したグラフィックス・チップが増えているにもかかわらず、リード氏は今後のグラフィックス・チップ市場の行方を肯定的に捉えているようだ。AMDは昨年12月に発表した最新GPU(Graphics Processing Unit)「Radeon HD 7970」を軸に、軌道回復を狙っているという。
なお、AMDのCPUおよびチップ・セットを手がけるコンピューティング・ソリューションズ・グループの今四半期の業績は、モバイル・プロセッサおよびチップ・セットが牽引し、売上高が前年比7%アップの13億ドルと好調だった。
(Agam Shah/IDG News Service ニューヨーク支局)



























