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【Interop Las Vegasレポート】

ネットワーク機器大手各社が新製品を発表

エクストリームの40GbE製品、アバイアの旧ノーテル製品統合など
(2010年05月20日)

 米国ネットワーク機器大手のExtreme Networks、Avaya、Brocadeは、米国ラスベガスで開催されたコンファレンス「Interop Las Vegas 2010」(4月25-29日)で、それぞれ新製品を発表した。

 Extreme Networksは、近々標準化される見込みの次世代Ethernet規格に対応した40Gbps製品を発表した。Avayaは、先ごろカナダNortelから買収したスイッチング製品ポートフォリオを拡充する新型コアEthernetスイッチなどを発表した。また、Brocadeは、企業がオンデマンドの柔軟なデータセンター・コンピューティングを実現するのを支援する、アプリケーション・スイッチ製品ライン強化を発表した。

Extreme、スタッカブル・スイッチ用40GbEモジュールを投入

 ExtremeはForce10 Networksに続いて、データセンター向けの40Gbps Ethernetスイッチング製品の提供にいち早く名乗りを上げた。

 Force10は4月中旬、今年後半に40Gbps Ethernetスイッチの包括的なラインアップを実現する計画を発表。ExtremeはInteropで、同社のToR(Top-of-Rack)スタッカブル・スイッチ「Summit X650」に4ポートの40Gbps Ethernet接続を追加するモジュール「VIM3-40G4X」を発表した。同モジュールは3,995ドルと、ポート単価1,000ドルを切る積極的な価格設定となっている。今年第3四半期に顧客テストに入り、その後出荷される予定だ。

 ExtremeはInteropで、Ixiaのテスト・ソリューションを利用して、VIM3-40G4Xを組み込んだSummit X650と、4ポート40Gbps Ethernetモジュールを実装してデータセンター・コア・スイッチとして構成されたExtremeのモジュラー型シャーシ・スイッチ「BlackDiamond 8800」を接続し、40Gbpsのワイヤスピードでパフォーマンス・デモを披露した。

 ExtremeではVIM3-40G4Xモジュールについて、ローカル・スイッチングでワイヤスピードをサポートするが、バックプレーンを使用するときはそのかぎりではないと述べている。

 1,000ドルを切るポート単価の同モジュールは、10Gbps Ethernet製品に近い。Dell'Oro Groupによると、2010年に10Gbps Ethernetの平均ポート単価は915ドルになる見通しだ。

Avaya、旧Nortelスイッチへのコミットメントを明示

 Avayaは、従来製品であるコアEthernetスイッチ「ERS 8600」シリーズの後継となる「ERS 8800」シリーズの出荷開始を発表し、Norteから買収したスイッチやデータ・ネットワーキング製品に対する“FUD(不安、疑念、不信)”を解消した。

 ERS 8800シリーズには、既存の8600シャーシに対応する新しいスイッチ・ファブリック、小規模ネットワークやエッジの要件に応える新しい3スロット・シャーシ構成、ノンブロッキング型の11スロット・スイッチなどが含まれる。

 Avayaは、ERS 8800シリーズは、企業が構内やデータセンターのスイッチング・キャパシティを最適に高め、ユニファイド・コミュニケーション(UC)、仮想化、統合された無線ソリューションを活用するのに役立つと述べている。ERS 8800シリーズでは、ERS 8600シリーズと比べてメモリ容量が150%以上増え、消費電力は約33%少ない。コア・スイッチ・クラスタは、最大200基の10Gbps Ethernetポートをサポートするという。

 一方、3スロット・スイッチは全二重で200Gbpsのバックプレーンを備えている。

 Avayaは、2010年半ばに出荷予定のIEEE 802.11n対応無線LANソリューション「WLAN 8100」シリーズも発表した。無線LANのアクセス・ポイント、コントローラ、管理ソフトウェアから成る同シリーズは、“スプリット・プレーン”アーキテクチャに基づいており、UCアプリケーションを簡単かつシームレスに拡張してモバイル・ユーザーに提供することを可能にすると、同社は説明している。このアーキテクチャは、有線/無線ネットワーク運用における効率向上やボトルネック解消を助けるという。

 さらにAvayaは、2010年初夏に出荷予定のブランチ・オフィス向けゲートウェイ・ソリューション「Advanced Gateway 2330」も発表した。この柔軟なSIPゲートウェイは、コスト効果の高いサバイバブルな音声サービスを提供し、包括的なルーティングおよびWANサービスをサポートするようにアップグレードできる。このゲートウェイは、Ciscoの「Integrated Services Router」やJuniperの「SSG」シリーズ・ゲートウェイと競合するが、IPテレフォニーとUCに重点が置かれているとAvayaは説明している。

 Avayaは、データ/音声ネットワークを一元的に管理できる統
合ツール・スイート「Unified Communications Management(UCM)」の最新モジュール「Configuration and Orchestration Manager(COM)」も発表した。COMは、Webベースのリアルタイム・マルチユーザー・ネットワーク構成管理ソリューションであり、幅広いエンタープライズ技術に対応した優れた構成機能、プロビジョニング機能、トラブルシューティング機能を提供する。

Brocade、アプリケーション・スイッチを強化

 Brocadeは、アプリケーション・スイッチ「ServerIron ADX」シリーズを強化するソフトウェアとハードウェアを発表した。仮想環境でアプリケーション・リソースのプロビジョニングと管理を行うソフトウェア「Application Resource Broker」、および、ServerIron ADXソフトウェアの新版「Version 12.2」、ServerIron ADX 1000シリーズのキャパシティ・オンデマンド機能と新しいエントリー・モデル「ServerIron ADX 1008-1」である。

 Application Resource Brokerは、VMwareの仮想化プラットフォーム「vSphere」に対応しており、ネットワークおよびサーバ全体にわたるアプリケーション・パフォーマンスを分析し、それに応じてリソースをプロビジョニングする。仮想インフラと物理インフラの両方を可視化できるという。

 ServerIron ADXソフトウェアのVersion 12.2は、応答時間に基づく予測型のアプリケーション・ロード・バランシング、Financial Information eXchange(FIX)プロトコルに対応するレイヤ7スイッチングのサポート、IPv4/IPv6ゲートウェイ、サービス・プロバイダー向けに最適化されたキャッシュ・スイッチングといった機能を提供する。

 ServerIron ADX 1000シリーズのキャパシティ・オンデマンド機能は、ソフトウェアベースのライセンス・キーを使うことで、ServerIron ADX 1000のハードウェアをアップグレードせずにキャパシティやパフォーマンス、機能セットを増強できるというもの。

 同シリーズの新エントリー・モデルであるServerIron ADX 1008-1は、最大16基の1Gbps Ethernetポート、2基の10Gbpsポート、最大7Gbpsのレイヤ7スループットをサポートする。価格は1万2,995ドルから。

 ServerIron ADX 1008-1は発表と同時に発売された。Application Resource BrokerとServerIron ADXシリーズの今回発表されたソフトウェア機能は、今年第2四半期にリリースされる予定だ。

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