グーグル、Android 0.9 SDKから一部APIを削除した背景を説明
「時間とセキュリティを優先させ、BluetoothとGTalkServiceのAPIサポートを見送った」と同社米国Googleは8月25日、約1週間前にリリースした携帯電話プラットフォーム「Android」向けSDK(ソフトウェア開発キット)である「Android 0.9 SDK beta」から、BluetoothとGTalkServiceのAPI(Application Programming Interface)を削除した背景を説明した(関連記事)。
Androidの担当エンジニアであるニック・ペリー(Nick Pelly)氏は、開発者ブログ「Android Developers Blog」で次のように説明している。
「Bluetooth APIのサポートを削除した理由は、単に時間がなかったからだ。(Android Bluetooth APIの)開発はかなり進んでいるが、SDKに含めるためにはまだ手直しが必要だ」
Android SDKからBluetooth APIが外されるということは、ソフトウェア開発者はBluetoothを使ったAndroid向けのアプリケーションを開発できないことを意味する。ただしGoogleによれば、Android OS自体はBluetoothをサポートするため、例えば、ヘッドセットなどのBluetooth対応機器を、Android搭載の携帯電話で使用することは可能だという。
なおGoogleは、「時期は特定できないものの、将来的にはAndroid SDKでBluetooth APIをサポートする」と明言している。
GTalkServiceは、PC版のGoogle Talkに対応する携帯電話向けのインスタント・メッセージング(IM)システムである。GTalkService APIのサポートを見送った理由についてGoogleは、「セキュリティ上の問題」と説明している。
Androidの開発に参加しているセキュリティ研究者のリッチ・キャニング(Rich Canning)氏は、「GTalkServiceには数多くの脆弱性がある」と指摘する。
同氏によると、GTalkServiceを介してユーザー名やメール・アドレスがインターネット上に流出したり、Android OSの制御が通信相手に奪われたりする可能性があるという。
Androidプロジェクトを支持する開発者のダン・モリル(Dan Morrill)氏は、「今回GTalkService AIPはサポートしたかったが、ユーザーを危険にさらすよりもサポートを見送るほうがよいと判断した。そのほうがセキュリティを強化した将来版との互換性も保てる」と語っている。
(Dan Nystedt/IDG News Service台北支局)
























