「Google Chrome」がバージョン1.0に――ベータ段階から移行
一部ユーザーは安定性に疑問符、移行を批判米国Googleは12月11日、Webブラウザ「Google Chrome」からベータ版ラベルを外したことを明らかにした。しかし、一部のユーザーはいまだ安定性に欠けるとして、Chromeのベータ・テスト終了に疑問を呈している。
Chrome担当の製品マネジャー、マーク・ローソン(Mark Larson)氏によると、正式版Chromeの最初のバージョン番号は「1.0.154.36」になる。今後数日以内に、ベータ版ユーザーを対象にした自動アップグレードも開始される予定だ。
Googleの担当マネジャーたちは一様に、Chromeがバージョン1.0に移行したことをアピールしている。例えば、製品管理担当バイスプレジデントのスンダール・ピチャイ(Sundar Pichai)氏は、11日付けの同社公式ブログの中で、「安定性と性能に関する目標を達成できたと判断し、ベータ版ラベルを外した」と語った。
また、同社エンジニアリング・ディレクターのライナス・アプソン(Linus Upson)氏も、今年9月の初リリース以降に加えられた改良点を喧伝した。「動画と音声(video and audio)に関する不具合は、ベータ期間中に修正した主要なバグの1つだった。Chromeの動画再生で過去に問題を経験しているユーザーであれば、今のパフォーマンスにうれしい驚きを感じるはずだ」
しかし一方で、現状のChromeが安定しているとは言い切れないと訴えるユーザーもいる。そうした複数のユーザーは、ローソン氏のブログへのコメントで、ベータ・テストの終了に異議を唱えた。
「William」と名乗るユーザーは、11日付けのコメントで次のように述べている。「Chromeは絶対に安定版リリースのステータスにはない。例えばburningsea.comといったWebサイトにアクセスするだけでも、まだ問題がいくつか見受けられる。ほかのGoogle製品は何年もベータ版のままなのに、Chromeだけは違うなんて、非常に驚いている」
「Operator」と名乗るユーザーも同様のコメントを書き込んでいる。「まだ足りない点が多数残っているのに、Chromeのベータ・リリースを終える理由は何なのか。一部のOEMリセラーのためなのだろうか。わたしは相変わらずGoogleが大好きだけれども、Chromeを最終版にするのは少し急ぎすぎだ。そう思わないかい?」
ベータ版ラベルが外れたとはいえ、Chromeにはやるべきことがまだたくさん残っていると、ピチャイ氏やアプソン氏も認めている。「わたしたちは近い将来、自動記入やRSSサポートなどの一般的なブラウザ機能をChromeに追加するつもりだ。また、Mac OSとLinuxのサポートとともに、拡張プラットフォームの開発にも取り組んでいる」と2人は述べている。
両氏が言うように、Chromeが対応しているOSは、今のところWindows XPとVistaだけだ。また、彼らはMac OSとLinuxもサポートすると述べているが、その投入時期については明確に示していない。
Web調査会社Net Applicationsによると、Chromeの11月の市場シェアは全ブラウザの1%にも届いていない。ただ、11月の市場シェアは0.83%で、10月の0.74%よりわずかに上昇している。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)



























