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グーグル幹部、「マイクロソフトとヤフーの提携はユーザーにとってマイナス」と発言

検索市場の主要プレーヤーが減ることで競争が鈍化、発展を遅らせることを懸念
(2009年07月30日)

 米国Googleの検索製品担当副社長は7月29日、米国Microsoftと米国Yahoo!が同日発表した検索事業での提携について、「市場競争にとってもユーザーにとってもマイナスの影響しかないように思える」と発言した。


Googleの検索製品およびユーザー・エクスペリエンス担当副社長、マリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)氏

 Googleで検索製品およびユーザー・エクスペリエンス担当副社長を務めるマリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)氏は、29日にカリフォルニア州で開催されたコンファレンス「AlwaysOn Stanford Summit」において、「Yahoo!が自身の検索エンジンの代わりにMicrosoftの『Bing』を採用することになれば、検索市場の主要プレーヤーが3社から2社に減ることになる」と述べた。

 2010年に契約締結が完了する予定の今回のパートナーシップについて、Google社内では幾つかのグループがその内容を調査中だという。しかしメイヤー氏は、「この提携はイノベーションを遅らせることになるだろう」と言う。「誰だって競争相手が多いほうが速く走るようになる」(メイヤー氏)。

 MicrosoftとYahoo!の提携がもたらす影響については、業界内のいたるところで議論の的になっている。観測筋の中には、この提携によってGoogleの実質的な競合が現れたことになり、オンライン広告市場の競争はさらに激化するだろうと言うものもいる。

 だが、検索事業に限るならば話は別だ。あるアナリストも、メイヤー氏と同じことを危惧している。

 米国の調査会社IDCのアナリストであるアル・ヒルワ(Al Hilwa)氏は、「検索市場における主要プレーヤーが1社減るのは残念なことだ。市場の勢力図が変化し、各社の競争心がそがれることになるからだ」と語っている。

 「YahooもMicrosoftも、Googleに追いつきたいという競争心があったからこそ、独創的かつ革新的な検索エンジンを開発しようと努めてきた」とヒルワ氏は指摘する。「(競争があることは)検索業界にとって良いことだった。今回の提携によって、Microsoftのイノベーションに対する積極性が薄れるのではないか」(ヒルワ氏)。

(Stephen Lawson/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)

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