グーグル、Webベースのワープロ・ソフト・ベンダーを買収
「Google Wave」のさらなる強化につなげる狙い米国Googleは、リアルタイム・ワークグループ・コラボレーション・アプリケーション「EtherPad」を開発、提供しているAppJetを買収した。「Google Wave」の強化につなげる狙いだ。
「AppJetは、リアルタイムWebコラボレーションに造詣が深いすぐれた起業家チームだ。GoogleとAppJetは、Webコラボレーションがユーザーにどのように利益をもたらすかについてビジョンを共有している。われわれは、AppJetチームがGoogle Waveの成功に貢献してくれることを楽しみにしている」と、Googleの広報担当者は12月4日、電子メールで述べた。
AppJetチームは、Google Waveを開発している部門に加わる。Google Waveは5月に発表された野心的なホスティング型コラボレーション・アプリケーションで、今のところ招待者のみに提供されている。
Google Waveは電子メール、インスタント・メッセージング(IM)、ドキュメント共有機能を統合するもので、消費者向けオンライン・サービス市場やエンタープライズ・コラボレーション分野のあり方を一変させる可能性があると考えられている。
AppJetが開発したEtherPadは、「真のリアルタイム共同作業ができるWebベースのワープロ」(AppJet)とされており、2010年3月末まで運用が継続される。運用終了とともに、既存アカウントはすべて削除されるとAppJetは12月4日、公式ブログで述べた。
既存ユーザーは、このブログ記事へのコメントで早くもこれらの計画に不満を訴えている。「最悪のニュースだ。Google Waveは、EtherPadに代わる選択肢では断じてない。すっきりしたデザイン、そして何よりもタスクのカスタマイズ性という点で、EtherPadが断然すぐれている。Google Waveを1か月使ってきたが、EtherPadのすばらしいサービスと機能改良の恩恵を受けてきた何か月かの経験とはとても比較にならない」と、とあるEtherPadユーザーは書いている。
EtherPadのProfessional Editionのユーザーは、“パッド”(EtherPadのドキュメント)をZIPファイル・アーカイブとしてエクスポートできる。Professional Editionは1ユーザー当たり月額8ドルで提供されてきたが、12月4日に無料化された。
EtherPadはPrivate Network Editionも提供されてきた。顧客が自サーバにダウンロードして自前で運用するもので、料金は1ユーザー当たり99ドルだった。Private Network Editionは2010年3月以降も利用可能で、AppJetは既存のサポート/保守契約を履行するが、契約終了時に契約更新は行わない。
なお、12月4日以降、公開パッドの無料での新規作成やEtherPadアカウントの新規作成はできなくなっている。
(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)



























