グーグル、自社ブランドのスマートフォン「Nexus One」を発表
SIMロックフリー版は530ドル、T-Mobileとの2年契約付きは179ドル米国Googleは1月5日、かねてからうわさされていた自社ブランドのスマートフォン「Nexus One」を正式に発表した。当初は、キャリアとの通信契約が不要なSIMロックフリー版のほか、米国T-Mobileとの契約付きのバージョンが提供されるが、今年第1四半期中には米国Verizonと欧州Vodafoneからも販売が開始される見通しだ。
Nexus Oneは現在、Googleの「Nexus One Phone」ページから購入できる。価格はSIMロックフリー版が530ドル、T-Mobileとの2年契約付きが179ドルとなっている。なお、購入には、Googleのログイン・アカウントを取得して、Google Checkoutで決済する必要がある。
Nexus OneはOSにAndroid 2.1を採用し、3.7インチのタッチスクリーン有機ELディスプレイ(解像度800×480ピクセル)、1GHzのSnapdragonプロセッサ、5メガピクセルのカメラなどを搭載する。本体サイズは高さ119ミリ、幅59.8ミリ、厚さ11.5ミリで、重さは130グラム。Nexus Oneの製造を担当したのは、台湾のHTCだ。
ディスプレイの下部にあるトラックボールは、新着メールの着信を光で通知するようになっている。また、同端末は電子コンパスと加速度センサーのほか、照度センサーと近接センサーを装備し、付近の明るさなど、状況に応じてディスプレイの明るさを自動的に調整するようになっている。
また、Nexus Oneは前面と背面に1つずつマイクを装備し、ノイズキャンセル機能により、クリアな通話が可能だ。5メガピクセルのカメラはLEDフラッシュを装備し、MPEG 4動画に対応する。
デモ動画を見ると、Nexus OneはMotorola DROIDよりもキビキビと動作しているようだ。これはおそらく、高速なSnapdragonプロセッサとAndroidソフトウェアのアップグレードによるものと思われる。
Nexus Oneに搭載されているAndroid 2.1は、Motorola DROIDに搭載されているAndroid 2.0に比べてカスタマイズ機能が強化されており、例えばウィジェットを配置できるパネル数は3つから5つに増えている。
また、Nexus Oneには「Live Wallpaper」と呼ばれる壁紙が搭載されており、水面にさざ波が立つエフェクトなどを楽しめるようになっている。
さらにAndroid 2.1の音声機能により、TwitterのつぶやきやFacebookの投稿、メール・メッセージを音声で読み上げたり、メールを音声で入力したりすることができるようになっている。
「われわれはハードウェア・パートナーと緊密に協力し、当社のすぐれたソフトウェア技術を迅速に市場に提供したいと考えた。その成果がこれだ」とGoogleの製品管理担当副社長マリオ・ケイロス(Mario Queiroz)氏は語り、Nexus Oneという名称については「“Webと携帯電話の融合”という観点から名付けた」と説明している。
各種OSに合わせてモバイル・アプリケーションを個別に作り直さなければならない状況を憂い、「統一されたモバイル・プラットフォームを業界に提供したい」との考えから、GoogleがAndroidを発表したのは2007年のこと。
それから1年が経っても、Android端末は市場に1種類しか投入されず、鈍い出だしとなっていたが、現在ではAndroid端末の種類も十数種に増え、AppleのiPhoneの優勢を脅かす存在になりつつある。
米国の調査会社ChangeWaveが先ごろ実施した調査では、向こう3か月以内に携帯電話の購入を予定している回答者のうち、21%がAndroidを選ぶと答えている。一方、iPhoneを選ぶと答えた回答者は28%と、2009年9月時点での調査よりも4ポイント減となった。
(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)



























