グーグルのシュミットCEO、「すべてを検索できる状況を真剣に考える必要がある」と指摘
「若いころにネットへ書き込んだ内容から“逃げる”必要が生じるかも」と発言米国Googleの最高経営責任者(CEO)であるエリック・シュミット(Eric Schmidt)氏は先ごろ、米国Wall Street Journal紙のインタビューにおいて、「若いインターネット・ユーザーは成人後、それまで自分に関してネット上に書き込んできた内容とみずからを切り離すため、ハンドルネームなどを変える必要が出てくるかもしれない」と語った。
また同氏は、「(インターネット上には)いつ、何が起こったのか記録されており、だれもがいつでもそのことを調べられる。こうした状態について、われわれの社会はまだほんとうには理解していないようだ。(中略)社会全体がこうした現状に関して真剣に考える必要がある。テロリズムや悪質なものへのアクセスといった深刻な脅威だけが問題なのではない」との見解を示し、「検索の未来を見定めようと努めている」と語った。
同氏は、「現代の人々は自分がだれで、何を気にかけており、どういった友人がいるのか、(検索することで)大まかに把握することができる」と指摘する。
Wall Street Journal紙は、「Google検索エンジンは、ユーザーがいる位置を特定できる。それならば、牛乳を買いたいと思っていてなおかつ近くに買える場所があるとき、Googleが買い物を忘れないよう注意してくれるようなことも可能になるのだ」と記している。
実際シュミット氏も、「われわれは今後も検索事業を続けていくことに喜びを感じているが、自分で入力をしなくても何かを調べてくれる検索が増えていくだろうという思いがある」と語っている。
「実際のところ、ほとんどの人はGoogleに質問に答えてほしいと思っているわけではない。彼らはGoogleに次は何をすればよいのか教えてほしいと考えているのだ」(シュミット氏)
一方、ソーシャル・メディア・コンサルタントのサウ・チャーマン・アンダーソン(Suw Charman-Anderson)氏は、シュミット氏が言うほど問題は大きくないと話す。
「新たな技術の登場と、そうした技術が促す行為にまつわる社会規範の確立との間には、一定のタイムラグがあるものだ」(チャーマン・アンダーソン氏)
アンダーソン氏は、あらゆるものがWeb上に保管されているというのは間違いであり、「インターネットの巨大さから考えると、そうなるまでにはかなりの時間がかかる」と述べている。
「ネット上での若者の言動に対して、社会は寛容になっていくと思われる」(チャーマン・アンダーソン氏)
(Carrie-Ann Skinner/PC Advisor英国版)



























