グーグルのモトローラ買収は6つの可能性を生んだ
今回の買収は家電やBluetooth、そしてGPSなどに革新をもたらすかもしれない米国GoogleのCEOであるラリー・ペイジ(Larry Page)氏は、米国Motorola Mobilityを125億ドルで買収することで合意したと発表した。そして、今回の発表には新しいAndroid端末の開発環境を整えた以上の価値があることも示唆している。
ある投資アナリストは、ペイジ氏はMotorolaが家電メーカーのリーディング・カンパニーであることにも着目しており、Googleが家電の分野にも進出し、革新をもたらす事を考えていると指摘している。
Googleのブログでは、Motorolaが家電や映像ソリューション事業で主要なマーケット・リーダーとして数々の革新をもたらしてきた、と語っている。
その中でGoogleは、Androidのエコシステムの支援拡大を狙って数々の賞賛の声を送っているが、狙いは別にある。Motorolaが持つ数千を超える特許の中に、Googleが関心を持つ製品があるのではないだろうか。
例えば、Google TVとセットトップボックスである。
Motorolaは大手セットトップ・ボックス・メーカーのひとつでもあり、同社のセットトップ・ボックスをGoogle TVと組み合わせることにより、今以上の拡販を狙えるのではないだろうか。また、Motorolaは、GoogleとケーブルTV会社との関係を結び付けるかもしれない。
Googleの一元的なブロードバンド・ソリューション展開も想定できる。
カンザスシティは、Googleの超高速ブロードバンド・ネットワークの最初の実験場となるが、Googleがケーブルやモデムの大手メーカーを買収したことにより、多くのケーブル・ネットワークを求める人々の注目が集められるのではないだろうか。
Google Voice、そして固定電話についてはどうだろう。
Googleは、固定電話サービスであるGoogle Voiceの拡大に力を入れている。一方でMotorolaは固定電話機も作っている。これは、Googleが固定電話にも革新をもたらすと想像してみても、飛躍した考えとはならないだろう。
そして、Google GPSなども考えられる。
Motorolaは、「Motonav」という単体のGPSユニットでも利用できるナビゲーション技術を持っている。同技術は、Googleの多くの位置情報と組み合わせることができる。Google Earthやストリート・ビューと同技術を組み合わせれば、敵はいないだろう。
Google Bluetoothなどもどうだろうか。
Googleは、Bluetoothを使って革新を狙っているように感じる。Motorolaは傘下に多くのBluetoothヘッドセット・メーカーを持っている。私は、Google VoiceやGoogle Maps、そしてGoogle Musicのベータ版、Gmailを統合して音声コマンドで操作することをを想像したが、Googleはこのうちどれか一つに絞って力を注ぐだろう。
最後にGoogleは、リモート・アクセスについても考えているかもしれない。
Motorolaはリモート・アクセス・ソフトウェア「Timbuktu」を持っている。同ソフトウェアは、市場シェアもそう高くはないが、Googleはクラウドを中心としたビジョンの中に、こうした機能の追加も視野に入れているのではないだろうか。
Googleは、ユーザーがChromebookを使っていつどこからでもGoogleが使えるよう、このように体制を整えているかもしれない。
(Eric Mack/PC World米国版)



























