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【Forrester調査】

Windows XPのユーザー企業、2007年はVistaに移行せず――「Windows 7待ち」が浮き彫りに

IE 6ユーザーもIE 7にはほとんど移行せず
(2008年04月01日)

 米国の調査会社Forrester Researchは3月27日、米国企業の多くが依然としてInternet Explorer(IE)6およびWindows XPを使っているとの調査リポートを発表した。多くの企業は、IE 7およびWindows Vistaへの移行に消極的であるようだ。

 Forresterの調査員リードワン・イクバル(Reedwan Iqbal)氏によると、IE 6とWindows XPは、企業ユーザーの間に深く根を下ろしており、その地位が弱まる兆候はほとんどないという。同氏は、多くの企業がIE 6を使い続けている理由として、重要性の高い企業向けアプリケーションの多くが、いまだIE 7互換になっていないことを挙げている。

 今回の調査リポートは、Forresterが昨年1年間に、5万人の企業ユーザーに対して毎月実施したアンケート調査が基になっている。それによると、2007年末におけるIE 7のユーザー数は30%にとどまったという。

 Microsoftは、IE 7を2006年10月にリリースし、昨年12月始めからは、自動アップデート機能を使って移行を促してきた。しかし、同調査リポートは、「Microsoftは、優先度の高いプログラムを自動的にアップデートしているが、企業ユーザーの冷ややかな姿勢を変えるのはきわめて困難だ」とし、IE 7の自動アップデートが進んでいないことを強調した。

 現在は、すでにIE 8のベータ版も登場しており、企業ユーザーの多くは、わざわざIE 7にアップデートする必要性を感じていないようだ。

 Iqbal氏は、「IE 8はIE 7と下位互換になり、多くのWebディベロッパーが求めていた標準への準拠も強化される見通しだ」と語っている。Forresterも、IE 7への移行計画をまだ立てていない企業に対し、IE 8の利用を検討するよう勧めている。

 Iqbal氏は、「Microsoftは、Mozillaに追いつこうとしてIE 7を開発したが、事を急ぎすぎた」と指摘している。

 Iqbal氏によると、Windows XPとWindows Vistaについても、IEの場合と同じ構図が当てはまるという。「全般的な傾向を見ても、Windows Vistaを導入する動きはかなり低調であり、Windows XPの地位が揺らぐ気配は見えない」(Iqbal氏)

 Forresterの調査によると、2007年12月の時点で、Windows Vistaを使っていると答えた企業は、Windowsユーザー全体の6.3%にとどまったという。この数字は2007年1月の結果(0.7%)に比べれば若干増えたものの、Windows XPを使っているWindowsユーザーの割合は1年を通じてほとんど変わらないという結果になった(2007年1月が89.5%、同12月は89.8%)。

 Iqbal氏は、Windows Vistaユーザーが若干増えたのは、Windows 2000ユーザーがWindows Vistaに移行したためと分析する。調査リポートによると、Windows 2000ユーザーの割合は、2007年1月の9.1%から12月には3%に下がっており、これは2007年1月から12月までのWindows Vistaの伸び率とほぼ同じだという。

 Iqbal氏は、Windows XPからVista後継OS「Windows 7」へと、Windows Vistaを飛び越える流れができつつあるとの見方を示す。「断言するのは早計だが、多くの企業がWindows 7が出るのを待っているように思える」(Iqbal氏)

 Microsoftは、Windows 7の詳細を明らかにしていないが、ForresterはWindows 7のリリース時期を、Windows Vistaのデビューから3年後に当たる2009年末から2010年初頭までの間と予想する。Forresterのリポートは、「企業の4分の1は、2008年中にWindows Vistaを導入する予定だが、移行の動きは鈍い。もし、2009年下半期にWindows 7がリリースされるということになれば、Windows Millenniumの時と同様、Windows Vistaを飛び越してWindows 7を採用する企業も出てくるだろう」と結論づけている。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)

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