マイクロソフト、「IE 8」のベータ2をリリース
「すべてのユーザーに利用してほしい」とアピール米国Microsoftは8月27日、かねてからの約束どおり、次期Webブラウザ「Internet Explorer(IE)8」のベータ2をリリースした。ただし、最終版の出荷日については明らかにしていない。
IE開発チームでシニア・プロダクト・マネジャーを務めるジェームズ・プラット(James Pratt)氏は、「ベータ2は今年3月にリリースしたベータ1以降に採用した新機能を備えているが、そのうちいくつかの機能は(今回のベータ2で)初披露となる」と語った。
プラット氏は初披露となる新機能の“目玉”として、「スマート・アドレス・バー」を挙げた。これはアドレス・フィールドに語句を入力することで、過去に訪問したサイトを検索できる機能である。プラット氏によると、ユーザーがインターネットを閲覧している時間の80%は、過去に訪問したサイトを見ているという。
同様の機能は、IEのライバルである「Firefox」に「スマート・ロケーション・バー」として備わっている。IE8のアドレス・バーがロケーション・バーと異なるのは、IE 8ではURLの保存/検索に内蔵データベースを使わない点だ。プラット氏によると、IE 8は内蔵データベースでなく、同社の検索アプリケーション「Windows Desktop Search(WDS)」を使用するという。なおWDSはVistaにあらかじめバンドルされているが、XPを使用しているユーザーは、別途ダウンロード/インストールする必要がある。
なおMicrosoftは開発者が新しい検索バーでスキルを活かせるよう、IE 8用に新たにAPI(Application Programming Interface)を用意するのでなく、オープンソース規格「OpenSearch」への拡張という形で、ツールを提供する予定だ。
プラット氏はIE 8正式版のリリース日について、「次期Windowsの登場前」とだけ語り、具体的な日程どころか目標とする期日についても一切コメントしなかった。ちなみにMicrosoftの複数の幹部は、Vistaの後継となる次期OS「Windows 7」を2009年後半か2010年初頭にリリースすると明言している。
IE 8正式版は今年中に登場するという複数のマネジャーの証言がある一方で、プラット氏は一時、「そうした発言は単なる憶測にすぎない」と否定していた。しかしその後のインタビューで同氏は、「Windows 7のリリース前という意味では、(IE 8正式版のリリースは)2008年中ということもありうる」と発言している。
ベータ2はベータ1と比較し、より多くのユーザー層を対象としている。ベータ1には「Developer Label」というタグが付いていたが、ベータ2にそのタグはない。
プラット氏は、「ベータ2はすべてのユーザーを対象としている。個人ユーザーにも企業ユーザーにもどんどんダウンロードして利用してほしい」とコメントしている。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)



























