Vistaの二の舞を演じるWindows 7――マイクロソフトは“教訓”を忘れたのか
「搭載予定」の機能を急いで披露することのデメリットWindows Vistaの後継OSと言われるWindows 7。その情報を米国Microsoftが少しずつ明らかにしている。しかし、Vistaに対するユーザーの反応が冷ややかだからといって、これほど早く次期OSの話を持ち出すのは賢いやり方ではない。しかも、Windows 7を宣伝するにあたり、Microsoftは「Vistaの教訓」を忘れてしまったかのように思える。
Michael Gartenberg
Computerworld米国版
早すぎる次期OSの情報
なぜ、Microsoftは同じ過ちを繰り返そうとするのか。
2週間ほど前、同社がテクノロジー・コンファレンスでWindows Vistaの後継OSとされるWindows 7の概要を発表したとき、わたしの頭にはこのような疑問が浮かんだ。Microsoftは「Vistaの教訓」から何も学ばず、同じ道をたどろうとしているように見える。
Vistaの投入から20カ月が過ぎた現在も、Microsoftは企業や一般ユーザーの心をつかむのに苦心している。ワシントン州レドモンドの本社はVistaのライセンス出荷数を誇らしげに語るが、大企業の顧客、例えばMicrosoftの象徴的なパートナーである米国Intelでさえ、いかにしてVistaを見送りWindows XPを使い続けるかを公然と論じるありさまだ。
Vistaに対するユーザーの冷ややかな反応を考えれば、Microsoftが論点を変えようとするのは無理からぬことだが、これほど早く次期OSの話を持ち出すのは賢いやり方でない。これでは、「皆さんがVistaを嫌っているのはわかった。もうすぐすぐれたOSを提供するから待っていてほしい」と言っているようなものだ。
これは、Microsoftがみずから、それがベストなシナリオだと公言したのと同じである。世界中のIT部門は、「このままXPを使ってWindows 7まで待てばいいのだから、今すぐVistaにアップグレードする必要などない」と受け取るだろう。
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