CW_Welcomeバナー

Microsoftウォッチ

RSS

Windows 7に「IE8」削除機能?――ネット流出のビルド版で発覚

バンドル是正求める欧州委にマイクロソフトが配慮?
(2009年03月05日)

 3月初めにインターネットに流出したWindows 7の開発版ビルドに、Webブラウザ「Internet Explorer(IE)8」を削除できるオプションが備わっていることを、2人のブロガーが明らかにした。「これは、Microsoftが1997年にWindowsとブラウザを統合して以来、初めてのことだ」と彼らは述べている。


IE8削除オプションの存在を明らかにしたAeroXperienceブログ

 今回流出したWindows 7は、ビルド7048と呼ばれる開発版。同ビルドは3月2日、「BitTorrent」トラッカー・サイトである「The Pirate Bay」や「Mininova」などのファイル共有サイトで見つかった。

 このWindows 7ビルド7048を“調査”したブロガーの1人、ブライアント・ザデガン(Bryant Zadegan)氏は、IE8を削除できるオプションが同ビルドに備わっていることを、Windows関連のブログ「AeroXperience」への投稿で明らかにした。

 同ブログにはWindows 7の「Windows Features」ダイアログ・ボックスのスクリーン・ショットも貼られており、そこには確かにIE8をオフにするオプションが存在する。ただし、ザデガン氏は「今のところは、単にIE8の実行ファイル(iexplore.exe)を消そうとしているだけにも見える」と慎重な見方も示している。

 Windows全体に支障を来すことなくIE8だけを削除するには、実行ファイルを削除するという方法しかなかったのかもしれない、とザデガン氏。「そのうえ、(IE8を)完全に削除するには2度のリブートに加えてコンフィギュレーション・ステップも必要となるため、WindowsがIEの削除後に正しく動作するよう、他の要素に用意されているIE関連の機能をマッピングしなおすなど、裏で何か行われていることは間違いなさそうだ」と同氏は推測する。

 また、「Chris' Repository of Knowledge」を運営するクリス・ホームズ(Chris Holmes)氏も、ザデガン氏と同じ見方を示し、「Windows 7からIEへのリファレンスがすべて取り除かれている」と同ブログに記している。

 削除オプションの存在を協力して発見したザデガン氏とホームズ氏は、IEのないWindows 7のスクリーン・ショットも公開した。これを見ると、確かに「Set Program Defaults」のオプションからIEがなくなっていることがわかる。

 また両氏は、Windows 7からのIEの削除に関連して、欧州委員会がMicrosoftに異議告知書を送付したことに触れている。「IEをWindows 7から削除する機能は、Microsoftが欧州委員会から幾度にもわたって、WindowsにIEをバンドルし他ブラウザとの競争を阻害してきたと追求されていることを受けてのものだろう」(ホームズ氏)

 Computerworld米国版では、Windows 7でのIE8の削除オプションについてMicrosoftに質問を送ったが、現時点で回答はない。

 Microsoftは1月10日にWindows 7のベータ版をリリースしたが、その後はRC(リリース候補)版をいずれ公開すると述べるにとどまり、具体的なスケジュールについては一切明らかにしていない。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)

記事詳細テキストバナー

ページの先頭へ戻る