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【Amplitude調査】

ユーザー企業ごとに温度差があるWindows 7の導入意欲

IT予算によって導入計画に大きな違い――米国ユーザー調査で明らかに
(2009年05月15日)

 Windows 7の正式リリースはまだ数カ月先と見られているが、早くもユーザー企業の同OS導入計画がIT予算の増減に大きく左右されている――320社のITネットワーク/セキュリティ管理者を対象とした調査で明らかになった。

 この調査は、米国Amplitude Researchが、リモートアクセス・ソフトウェア・ベンダー、Van Dyke Softwareの委託を受けて実施したもので、5月14日に公表された。

 同調査によると、2009年にIT予算を削減する企業では、そうではない企業に比べて、Windows 7をテストしている割合が半分以下になるという。現在Windows 7をテストしている企業は全体の4分の1弱だが、今年IT予算を増やす企業だけを見ると38%となり、IT予算を削減する企業ではわずか18%にすぎなかった。

 最終リリースを待つ場合を含めても、IT予算を削減する企業のほうがテストを行う割合は低い。「現在テスト中か、最終版が出荷されたらテストをはじめる予定」と回答した企業は、IT予算が増える企業では64%だが、予算が減る企業では48%にとどまった。

 一方、Windows 7の導入を計画している企業は全体の39%を占め、導入時期によって次のように分かれる。「ベータ版のテスト終了後」(5%)、「ファイナル・コードのテスト終了後」(14.4%)、「最初のサービス・パックのリリース後」(10.3%)、「新しいハードウェアの購入時」(9.1%)。

 Windows 7は、ベータ版が1月にリリースされ、RC版が先週リリースされたところだ。AmplitudeのCEO、スティーブ・バーンクラント(Steve Birnkrant)氏は、「全体的に見ると、Windows 7への反応は肯定的だ。しかし、企業のIT予算によって導入計画に大きな違いが見られる」と語る。

 一方、現時点でWindows 7の導入を計画していない企業は59.1%にのぼる。バーンクラント氏によると、彼らが導入を拒む理由は主に2つあるという――3分の1が「投資収益率(ROI)を証明できない」と答え、約半数(45%)が「現Windowsバージョンを維持するほうが都合が良い」と答えている。

 大半の企業は、今でもWindows XPを使っている。Microsoftは、長い歴史と裏打ちされた安定性を持つXPをなかなか顧客から引き離せずにいる。XPの後継となるはずだったWindows Vistaが顧客にほとんど受け入れられないなか、MicrosoftはWindows 7に、XPの代替という役割を託している。

 IT管理者も、Windows XPを好み続けている。先月、別の調査会社が発表した調査によると、IT管理者は8年もののWindows XPのサポートを続けることよりも、Windows 7への移行にかかるコストや諸経費のことを心配しているという。

 MicrosoftはWindows 7の出荷日をまだ明らかにしていない。ただし、XPやVistaがリリースされたタイミングを考えると、Windows 7の正式リリースは今年8月後半から9月後半の間になると予想される。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)

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