マイクロソフトとヤフーが提携──対グーグル姿勢を鮮明に【動画】
バルマーCEO「単一企業に独占されている広告検索市場を改革する!」米国Microsoftと米国Yahoo!は7月29日、以前から計画していた検索事業における提携を結んだ。これに基づき、MicrosoftはYahoo!の検索サイトに自社の「Bing」検索エンジンを提供し、Yahoo!は両社のプレミアム検索広告サービスを販売する。
スティーブ・バルマー(Steve Ballmer) CEO 今日では、検索を利用してインターネット上にあるすべての情報や知識にアクセスするのが一般的であり、またオンライン広告がインターネット・コンテンツおよびインターネット・ビジネスを活性化している。そうした検索および広告市場を一社が支配しているのが現状だ。だが、われわれが本日発表したパートナーシップにより、強力なナンバー2が生まれることになる。検索分野での競争もいっそう激化するはずだ。
両社が提携を結ぶまでには、およそ1年半の時間を要した。バルマー氏はGoogleを名指しすることはなかったものの、今回のパートナーシップの目的はGoogleに対抗するため二社の力を合わせることであり、Yahoo!のCEOを務めるキャロル・バーツ(Carol Bartz)氏もGoogleを強敵と見なしている。
キャロル・バーツ(Carol Bartz)CEO MicrosoftとYahoo!が提携に合意したことで事業規模が拡大し、検索分野全体の70%以上を占有しているGoogleを追撃できるようになるだろう。
規制機関の承認も得なければならないため、両社の提携が完全に実現するのは2年後になるとされている。Yahoo!は、このたびの提携によって年間営業キャッシュ・フローが2億7,500万ドル増えると見積もっている。
バーツCEO Microsoftとのパートナーシップにより、Yahoo!は健全な収入源を確保し、同時にわれわれの将来を左右する分野に対する投資を続けられる。Microsoftも検索技術への投資を強化できるだろう。
バルマーCEO MicrosoftにとってもYahoo!にとってもメリットのある提携だ。リソースの充実を図り、検索分野での競争を効率化するとともにイノベーションを促進できる。Yahoo!は、独立した強い企業としての立場を守りながら、消費者のオンライン・エクスペリエンスにより注力していくことが可能になる。
提携の期間は10年とされた。なお、Web資産および製品、電子メール、インスタント・メッセージング、ディスプレイ広告は提携の適用外であり、両社は今後もこれらの分野で互いに競い合っていくと、声明には記されている。
提携が公表される約2か月前、Microsoftは検索エンジンを改良して新たにBingと命名し、すでにYahoo!からもシェアを奪っていた。一方、Yahoo!の広告主層はMicrosoftより大規模であるため、Microsoftとしては彼らと接触できるようになるのが魅力と言えよう。
(Nick Barber/IDG News Service)
























