T-Mobileの「Sidekick」ユーザー、マイクロソフトのサーバ障害に激怒
全ユーザーのデータ消失で集団訴訟を求める声も米国T-Mobileが提供するスマートフォン「Sidekick」のユーザーが、データ消失の原因となったサーバ障害に激怒している。同社のサポート・フォーラムは、米国Microsoftを非難する書き込みや集団訴訟を呼びかけるメッセージであふれかえっている。
Microsoftは10月10日、「Sidekickユーザーが保管しているデータが、米国Dangerのサーバ障害によって消失したことはまず間違いない」とする声明を発表した。DangerはSidekick向けにデータ・サービスを提供するMicrosoftの子会社である。
これを受けT-Mobileは、全Sidekickユーザーに、1カ月分のデータ・サービスを無料提供するとし、コンタクト・リストを再作成する方法についてFAQを用意した。だが、T-Mobileのサポート・フォーラムにメッセージを投稿したユーザーの怒りがこれで収まったわけではない。
“kangchaehee”というハンドル・ネームのユーザーは11日、「データ消失の賠償金か無償アップグレードを求めたいところだが、このまま発表がなければ新型iPhoneに乗り換えるつもりだ」と怒りをあらわにした。
12日昼の時点で3,600件以上のメッセージが寄せられた同スレッドには、ハンドル・ネーム“ttc7152”というユーザーの「さらばSidekick」というメッセージもあった。
「MicrosoftがiPhoneやAndroidと競争しようと考えることさえおこがましい。これほど大規模なデータ消失は前例がなく、弁解の余地もない」(ttc7152の書き込みより)
さらに一部ユーザーの間では、T-MobileかMicrosoft、あるいはその両方に対して集団訴訟を起こすよう“共闘”を呼びかける声も挙がっている。
ハンドル・ネーム“Calsmail”というユーザーは8日、「弁護士に詳しい状況を説明したところ、T-Mobileに対していつでも集団訴訟を起こせると言われた。T-Mobileとの契約を解除できるだけでなく、消失したコンタクトあたり50ドルの賠償金も取れるとのことだ」とコメントした。
T-MobileとMicrosoftは11日、T-Mobileのサポート・フォーラムにおいて、「現在エンジニアが問題解決に取り組んでいるが、(消失したデータの復元が)成功する可能性はきわめて低い」とする共同声明を発表した。
また同声明の中で両社は、「端末のローカルな個人データまで消えてしまう」ため、バッテリを取り外したり空になるまで使い果たしたりしてSidekickをリセットしないよう呼びかけている。
なお、両社は消失データの回復について進展がありしだいユーザーに最新情報を提供すると約束している。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)



























