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[特集]iPhone/iPad

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IBM、Lotus NotesをiPhoneで利用できる「iNotes Ultralite」をリリース

同社Webサイトで無料のダウンロード提供を開始
(2008年10月01日)

 米国IBMは9月30日、同社製グループウェア「Lotus Domino/Notes」のメールや予定表、アドレス帳などを米国Appleのスマートフォン「iPhone」で利用できるようにする「iNotes Ultralite」をリリースした。Lotusのライセンス所有者は、同アプリケーションをIBMのWebサイトから無料でダウンロード可能だ。

 iNotes Ultraliteは、最新版の「Lotus Notes 8.0.2」にも同梱される。なお、Lotus Notes 8.0.2は、旧バージョンと比べてメモリ使用量が20%減少し、より高いパフォーマンスを実現している。さらに米国MicrosoftのOffice製品に代わる、書類作成/表計算/プレゼンテーション・ソフトが一体化した無料ソフトウェア「Lotus Symphony」のアップデート版も含まれている。


iPhoneからLotus Notesにアクセスした画面

 iNotes Ultraliteをセットアップすれば、iPhoneのWebブラウザ「Safari」を介してLotus Domino/Notesにアクセスできるようになる。また、安全性をより確実にするため、モバイル端末のセキュリティを強化するIBMのVPNソフト「Lotus Mobile Connect VPN」も利用できるという。

 米国のマーケティング・コミュニケーション企業Vladimir Jonesや、スイスのABData Information Technology Consulting and EngineeringといったIBMの顧客企業のいくつかはすでにiNotes Ultraliteを試用している。

 Vladimir Jonesのシステム管理者、カーティス・ポーグ(Curtis Pogue)氏は、10台のiPhoneでiNotesをテストしているという。「iNotesがうまく機能しiPhoneの価格も下がれば、将来的にもっと利用すると思う。予定表からアドレス帳まで、リアルタイムで情報を入手できるのは大きな利点だ」(ポーグ氏)

 同社はiPhoneユーザーに対し、予定表およびアドレス帳の同期にはケーブルを利用するよう義務づけている。

 ポーグ氏は、iNotesがWebアプリケーションとしてではなく、いずれはiPhoneのネーティブ・アプリケーションとして開発されることを望んでいる。「常時接続ではなく、必要に応じてデータが複製できるようになればもっとよい」(同氏)

 一方、米国ウィスコンシン州のAurora HealthcareでNotesの主席システム・エンジニアを務めるジェイソン・ミシェルズ(Jason Michels)氏は、iNotesがWebアプリケーションであることの利点として、バックエンド・サーバにインストールする必要がない分、“恐ろしく高額”なサポート費がかからないことだと述べている。

 ミシェルズ氏は、「iNotesは非常におもしろい。指定のURLをSafariに入力して接続するだけだ」と語った。同氏の職場ではiPhoneユーザーが多数いるうえ、その数は日増しに増えているという。

 ビジネス用電子メール・アプリケーションとしてNotesを利用するユーザーの数は、Microsoft Exchangeと比べるとまだ少ない。しかし、IBMによると、Notes/Dominoの売上高は15四半期にわたって好調を維持しており、2008会計年度第2四半期には、前年同期比21%増を達成した。

 IBMによれば、Notesライセンスを試用するユーザーは約1億4,000万人を超え、その半分以上は世界的な大企業100社で利用されているという。

 iPhone 3Gが発売されたのは今年7月(関連記事)だが、発売開始以前からExchangeに対するサポートをAppleは発表し、ビジネス向け機能の充実を強調してきた。

 なお、IBMは今年3月、NotesをiPhoneに対応させることを明らかにしていた。また同月には、モバイル向けミドルウェア・ベンダーの米国Sybase iAnywhereも、同社製アプリケーション「Information Anyware Suite」を通じ、iPhoneでNotesをサポートすることを発表していた。なお、Sybaseは今年8月からApp Storeで同アプリケーションの無料提供を開始している。

(Matt Hamblen/Computerworld米国版)

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