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[特集]iPhone/iPad

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【解説】

「iPhone OS 3.0」の新機能はビジネス・ユーザーを喜ばせるか

プッシュ型通知や地図データ統合などの機能を追加、だが足りない機能も
(2009年03月18日)

 3月17日に発表された新しいiPhoneソフトウェア「iPhone OS 3.0」には、ビジネス・ユーザーを満足させる機能がいくつか追加された。だが本格的にビジネス・ユーザーを取り込むには、まだ足りない機能もある。



Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局

 3月17日に発表された新しいiPhoneソフトウェア「iPhone OS 3.0」には、ビジネス・ユーザーを満足させる機能がいくつか追加された。だが本格的にビジネス・ユーザーを取り込むには、まだ足りない機能もある。


Appleの「iPhone 3G」

 今回新たに追加されたプッシュ通知、カット&ペースト、アプリケーションへの地図データ(Google Maps)の統合機能、またカレンダー同期機能の改善などは、どれも仕事の効率化に役立ちそうだ。だが、管理者やエンタープライズ・アプリケーション開発者が待ち望んでいた機能、つまりバックグラウンド処理やデバイス管理ツールは結局追加されなかった。

ビジネス・アプリ開発者は「プッシュ型通知」機能に期待

 「プッシュ型通知は、エンタープライズ・アプリケーション開発者にとって最も興味深い機能の1つだ」と話すのは、米国Sybaseのエンタープライズ・モビリティ・グループでプロダクト・マネジメント・ディレクターを務めるセンディル・クリシュナピライ(Senthil Krishnapillai)氏だ。同社は独国SAPと提携しており、今回の機能追加によって、CRMの情報をiPhoneユーザーにプッシュ型で送信することができるようになるという。例えば、潜在的な見込み客を本社に電話するように誘導し、その電話を現場の販売担当者につないで迅速に対応させるといったサービスも可能になる。

 「スケーラビリティの点ではさらなる検討が必要だが、プッシュ型通知は将来有望な機能であると大いに期待している」(クリシュナピライ氏)

 クリシュナピライ氏はまた、あらゆるアプリケーションにおいて、開発者がアップデートを提供できるようになった点も気に入っている。「『App Store』にアクセスしてさまざまなプロセスを経なくても、アプリケーションに追加機能を提供することができる」(同氏)。

 またiPhone OS 3.0では、さまざまなアプリケーションに地図データを取り込むことができるようになり、多くのビジネス・ユーザーに重宝されそうだ。例えば、米国Herrera Environmental ConsultantsのITマネージャー、スチュアート・マックスウェル(Stuart Maxwell)氏は、「当社のエンジニアはiPhoneを使っているので、内蔵カメラで写真を撮影すると自動的に位置情報が記録(タグ付け)されるアプリケーションがあれば便利だろう」と話す。

 マックスウェル氏は、どのようなアプリケーションがプッシュ型通知機能のメリットを生かせるのかということに注目している。例えば、ビジネス・ユーザー向けのコラボレーション/コミュニケーション・ツールに「Yammer」という、インスタント・メッセンジャ(IM)と「Twitter」の中間のようなアプリケーションがある。これにプッシュ型通知機能が追加されたら便利だろう、と同氏は言う。「常々、Yammerを導入したいと考えていたが、プロジェクト・メンバーに対してメッセージを瞬時に(プッシュ型で)届けられる機能があれば、さらに便利だろう」(同氏)。

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