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[特集]iPhone/iPad

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AT&Tとアップル、iPhoneでのVoIPアプリの利用を容認

App Storeでは以前排除した「Google Voice」などを販売再開する見通し
(2009年10月07日)

 米国AT&Tは10月6日、これまでの方針を改め、米国Appleの携帯電話iPhoneをVoIP(Voice over IP)アプリケーションに対応させるようにする措置を講じる意向を明らかにした。

 米国でiPhoneに関して提携関係にあるAT&TとAppleは、iPhone対応版Google VoiceをApp Storeから排除し、同様の機能を持つ他のソフトも削除したことで、米連邦通信委員会(FCC)の調査を受けていた。

 今回の措置により、今後はiPhoneでGoogle VoiceやSkypeなどを利用できるようになる見通しだ。Appleも、可能なかぎり速やかにApp StoreでVoIPアプリケーションを提供するとしている。

 AT&Tが6日午後に発表した声明には、「当社の移動体通信ネットワーク上で、AppleがiPhone対応のVoIPアプリケーションを使えるようにする措置を講じた。当社は本日午後、AppleとFCCにこの決定を伝達した」と記されている。

 AT&Tは、今年9月に出したFCC宛の書簡で、App StoreからGoogle Voiceが排除された件への関与を否定していた。6日の声明では、この書簡についての言及はないが、「当社のネットワークの輻輳を最小限に抑えるため、iPhoneアプリケーションの技術的な評価基準の最適化についてAppleと話し合ったことはある」として、一定の関与を認めている。

 一方、Appleは、Google Voiceを排除したわけではなく、承認するかどうか“熟考中”であると説明してきた。これに対しGoogleは、FCCに対する公式の回答書で、7月7日にAppleがApp Storeへのアクセスを拒否したという反対の主張をしていた。

 Appleは、App StoreでGoogle Voiceを承認する可能性やその時期は明らかにしていない。同社の広報担当者は「AT&TによるVoIPアプリケーションのサポートを歓迎する。今後当社は、可能なかぎり速やかに開発者との契約条件を改訂し、App Storeを通じてVoipアプリケーションを顧客に届けたいと考えている」と述べている。

 今回の方針転換によって、Skypeも大きな影響を受けると思われる。Skypeは、App Storeの承認を得ているが、無線LAN経由での利用に限定されていた。このため今年4月には、消費者の権利擁護を標榜する団体が、FCCに対し、VoIPに関するAppleとAT&Tの行為を調査するよう求める動きも起きた。

 今回の決定についてAT&T MobilityのCEO、ラルフ・デ・ラ・ベガ(Ralph de la Vega)氏は、FCCから圧力を受けたわけではなく、契約条件の変更に伴うものであると説明している。

 「iPhoneは、移動体通信市場を劇的に変化させた革新的なデバイスである。今回の決定は、顧客の意向、および当社が提供する他のデバイスと比較したiPhoneの利用実態を考慮した結果だ」(ベガ氏)

 AT&Tは、以前からiPhone以外の同社スマートフォンでは、Google Voiceを含むVoIPアプリケーションの使用を認めていた。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)

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