アドビのiPhoneアプリ開発技術の打ち切りに、アップルが声明
アップルいわく、「Flashこそクローズでプロプライエタリ」米国Adobe Systemsが自社のiPhoneアプリケーション作成技術について、今月発表したクリエイティブ・ツール・スイート「Adobe Creative Suite 5」への搭載を最後に開発を打ち切ると発表したことに対し、米国Appleが声明を発表した。
Adobeの決定は、AppleがiPhone開発者プログラム・ライセンス契約を改訂し、3.3.1項として、「文書化されたAPIに、中間的な変換、互換レイヤ、ツールのいずれかによってリンクするアプリケーション」を禁じる条項を盛り込んだことを受けたものとされている。このアプリケーションには、Adobeのツールを使って開発されたアプリケーションも含まれる。
Appleの広報担当者、トルーディー・マラー(Trudy Muller)氏は4月21日、声明で次のように述べた。「逆のことを述べている人がいるが、HTML5、CSS、JavaScript、H.264(いずれもiPhoneとiPadでサポートされている)はオープンな標準であり、AdobeのFlashこそクローズでプロプライエタリだ」
AdobeでFlashプラットフォーム・ディベロッパ・リレーションズ担当プリンシパル・プロダクト・マネジャーを務めるマイク・チャンバース(Mike Chambers)氏は20日、iPhone開発者プログラム・ライセンス契約3.3.1項は、「Unity、Titanium、MonoTouch、Flash CS5など、さまざまな技術を使って開発されたアプリケーションを制限する内容となっている」と指摘。
「Appleはこれらの条件を“選別的に強制する”可能性があるように見えるが、われわれは、Appleはこれらの条件を強制すると考えている。Flash CS5で作成されたコンテンツが、3.3.1項で禁じられたアプリケーションに該当するからだ。開発者は、AppleがiTunes Storeから、Flash CS5で作成された既存のコンテンツとアプリケーション(今日時点で100以上ある)を削除することに備えなければならない」(チャンバース氏)
さらに、チャンバース氏は、AppleのiPhoneの制限に“うんざり”させられたため、今後はモバイル開発のターゲット・プラットフォームをGoogleのAndroid OSにすると付け加えた。「私としては、モバイル開発のフォーカスをiPhoneからAndroidベースのデバイスに全面的に切り替える(特に、今年登場するAndroidベース・タブレットに興味がある)。iPhone技術にはもうフォーカスしない」
今月発表されたAdobe Creative Suite 5には、Photoshop、Illustrator、InDesign、Dreamweaver、Flashなど、幅広いクリエイティブ・ツールのメジャー・アップデート版が含まれている。
(Nick Spence/Macworld英国版)



























