iOS 4.2の狙いはiPadのビジネス利用拡大?|[特集]iPhone/iPad|トピックス|Computerworld

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[特集]iPhone/iPad

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【コラム】

iOS 4.2の狙いはiPadのビジネス利用拡大?

マルチタスクやファイル共有、ワイヤレス印刷といったiOS 4.2のアップグレードは職場にiPadを浸透させるか
(2010年09月03日)

 2012年まではタブレット市場を席巻すると考えられる「iPad」は、企業の役員室や社員の個別ブースの中でも徐々に使われるようになりつつある。

 以前なら、新しいガジェットを見せびらかしたり、いつか何かに使えるのではと期待を抱いて職場用に新型デバイスを注文したりすると、マネージャーには非難の視線が向けられたものだった。だが、Appleが11月にiOSをバージョン4.2へリリースすれば、iPadにはワイヤレス印刷機能が備わることになる。iPadではなく「iPhone」に限定されるが、ファイルの共有やマルチタスクも可能になるため、ビジネス・デバイスにできてしかるべき仕事をすべてこなせるようになるわけだ。

 iOS 4.2は、これまでiPhoneで利用できたアプリケーションをiPadでも使用可能にするアップグレードであり、バグの修正も行う。また、映像および音楽をストリーミングする「AirPlay」機能も実装される。

 こうした最新アップグレードの問題点は、配布が11月になるということだ。それまでは、iPhoneおよび「iPod Touch」に向けて来週リリースされるiOS 4.1アップグレードを使用するしかないが、前述の印刷アプリケーションは使えない。Appleがエンタープライズ市場におけるiPadおよびiPhoneのシェアを伸ばしたいと考えているなら、個別のアップグレードを統合し、同社の全携帯端末に対応した包括的なアップグレードを一度に行うほうが効果的なのではなかろうか。

 新たなアップグレードの内容を見るに、AppleはiPadを軽量かつ機能的なビジネス・デバイスの一種として売り込もうとしているようだ。とりわけ、顧客や販売スタッフがタッチ・スクリーンで在庫を確認することの多い企業にぴったりなデバイスにしようと、もくろんでいると思われる。iPadはすでに多くの教育機関で利用され、「AutoCad」にも対応している。また、バッテリ寿命が長いこと、安全なiOSを搭載していることから、フォーチュン100企業の半数が同デバイスを採用している。次のアップグレードによって、iPadおよびiPhoneの両方でiOSを共用している企業のIT管理はより簡略化されるはずだ。

 とはいえ、Appleがビジネス顧客のニーズをもう少しうまく予想して、対策を講じていかないかぎり、例えばHPの「WebOS 2.0」搭載タブレットといった他社のデバイスにもチャンスはある。同OSを搭載したデバイスは2011年に発売される予定で、対応アプリケーションの数はiPad以上に多い。来年はAndroid製品も多数リリースされる見込みだ。

(Barbara E. Hernandez/PC World米国版)

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