インテルとノキア、「MeeGo」ベースの携帯電話OSを開発者向けにリリース
今回のリリースにより、MoblinとMaemoの統合が完了米国IntelとフィンランドのNokiaは6月30日、両社のソフトウェアをベースにしたLinuxプロジェクト「MeeGo」から生まれた携帯電話用OSの初期バージョンを開発者向けにリリースした。
MeeGoは、Intelの「Moblin」とNokiaの「Maemo」を組み合わせたオープンソースOSで、ネットブックや携帯電話に搭載できるように設計されている。今年5月には、ネットブック用の初期バージョンがリリースされたが、その際、携帯電話用の初期バージョンを6月にリリースする方針が示されていた。
MeeGoテクニカル・ステアリング・グループのバレッティ・ハラ(Valtteri Halla)氏とイマッド・スーソウ(Imad Sousou)氏は、このリリースについてのブログ・エントリで、「今回のリリースにより、MoblinとMaemoの統合が完了し、アーキテクチャに関する基本的な判断と技術の選定が決着した」と述べている。
6月30日にリリースされたのは、「MeeGo API(Application Programming Interface)」、および参照用のユーザー・インタフェースとアプリケーションで、この中には、ステータス・バー、ロック・スクリーン、アプリケーション・ランチャー、オンスクリーン・キーボード、電話番号ダイヤル機能、ショート・メッセージ・サービスのクライアント、Webブラウザ、連絡先情報管理アプリケーション、写真ビューアなどが含まれている。
また、今回リリースされたバージョンには、ミドルウェア・コンポーネントを搭載し、IntelのAtomベースの携帯端末とNokiaのスマートフォン「N900」をサポートする「MeeGo Core OS」も含まれている。
ハラ氏とスーソウ氏のブログ・エントリには、MeeGoのスクリーンショットと携帯電話で各種のアプリケーションを稼働させているようすを撮影した動画へのリンクも付いている。
MeeGoプロジェクトに携わっている開発者は、正式版の最初のバージョンを今年10月ごろまでにリリースしたいと考えており、開発作業が順調に進めば、それ以降、MeeGo搭載の携帯電話が市場に投入される見通しだ。
先ごろ、NokiaはSymbian OSを使用するNシリーズのスマートフォンは「N8」が最後になると発表しており、このあとのNシリーズにはMeeGoが搭載されることになる。同社は、Symbianのオープンソース化を推進するためにリソースを投入しており、最大のSymbianユーザーでもあったが、ハイエンドの携帯電話にはMeeGoを使う方針を表明している。
MeeGoベースの携帯電話が市場に投入された場合、米国Appleの「iPhone」や米国GoogleのAndroidスマートフォンとの激しい競争が予想される。Nokiaは、現在も世界最大の携帯電話メーカーだが、スマートフォン市場ではAppleに抜かれている。
MeeGoは、スマートフォン市場でのシェア回復を狙った同社の新たな試みだが、iPhoneが初めて登場してから3年後にようやく最初の製品が投入されるということで、出遅れ感は否めない。
(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)
























