セールスフォース、Rubyクラウド・アプリケーション・プラットフォーム企業ヘロクを買収
今回の買収により、Ruby開発者の取り込みに期待を抱く同社米国Salesforce.comは12月8日、Rubyプログラミング言語に基づくアプリケーションのホスティングを専業とするHerokuを2億1,200万ドルで買収すると発表した。
オンラインCRMのスペシャリストであるSalesforceは、今回の買収によりRuby開発者の巨大なコミュニティへアクセスできるようになると語った。現在、多くのRuby開発者がHerokuのマルチテナント・プラットフォームを利用している。
Herokuは自社のデータセンターを開発者に提供し、彼らがコードをアップロードおよび動作させられるようにしている。開発者はみずからホスティング・ハードウェアを購入および運用する必要がなく、そうした際に生じるトラブルに見舞われる心配もない。こうしたホスティング環境は、Webおよびエンタープライズ・アプリケーションの開発、テスト、製品展開などに用いることが可能だ。同様のサービスを提供している企業はHerokuのほかにも存在する。
Herokuは、アプリケーション開発者が望むパフォーマンスの程度に応じて、データベース・サービスや処理能力を販売している。同社はこれを「サービスとしてのプラットフォーム(platform-as-a-service)」と呼んでおり、サービスのメンテナンスおよび品質維持も行っている。
同プラットフォームがベースにしているのは、Herokuいわく、Webアプリケーションおよびモバイル・デバイス用アプリケーションの開発言語として最高クラスの人気を誇るRubyだ。同社はこれまで約10万5,000のアプリケーションをホスティングしており、その中にはBest BuyやComcastといった大手企業のものも含まれていたという。
Salesforce.comは2011年1月に本契約を締結する予定である。同社の第4四半期収支結果には影響はおよばないが、2012年1月31日に終了する会計年度においては、1株あたりの非GAAP利益が0.12ドル下がり、0.13ドルになることが予想される。
(Jeremy Kirk/IDG News Serviceロンドン支局)



























