Google とFacebookのつばぜり合い、ユーザーに大きなメリットをもたらす|エンタープライズSNS|トピックス|Computerworld

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Google+とFacebookのつばぜり合い、ユーザーに大きなメリットをもたらす

激しい競争の中で機能やプライバシーなどサービス向上が進む見通し
(2011年08月26日)
7億人以上のユーザー数を誇るFacebook

 業界アナリストは、ソーシャル・ネットワーキング市場に「Google+」が参入したことで、「Facebook」はサービスの向上を迫られると予想してきたが、この予想が現実になりつつあるようだ。

 米国Facebookは8月23日、 ユーザーにとって、「自分がFacebookサイトにアップロードする投稿やリンクを誰が見ることができるか」が、直感的にわかりやすくなるように、Facebookのプライバシー設定に手を加えたと発表した。この措置により、Facebookのプライバシー設定は、ライバルのGoogle+の設定に似たものになった。だが、こうした変更は、Facebook側だけで進められているわけではない。

 米国Googleも8月23日、「+1」ボタンにいくつかの変更を加えたと発表した。例えば、ユーザーがWebページや記事上の「+1」ボタンにカーソルをかざすと、このボタンをすでにクリックしたフレンドやオンラインの連絡相手の一覧が表示されるようになった。これにより、Googleの「+1」ボタンはFacebookの「Like(いいね)」ボタンに機能的に近づいた。

 Googleは8月24日にも、「+1」ボタンへの機能追加を発表した。これは、Google+ユーザーが「+1」ボタンから、自分のサークルのメンバーとWebページを共有する設定を行えるというもの。Webページ上の「+1」ボタンをクリックすると、「Share on Google+」オプションが表示され、このオプションでサークルを指定することで共有できるようになる。

急速にユーザー数を増やしているGoogle+

 「FacebookとGoogleが真っ向から競合するようになったことは、イノベーションや改良という点で、ソーシャル・ネットワーキング分野でこれまでに起こった最良の展開だ」と、米国Gabriel Consulting Groupのアナリスト、ダン・オールズ(Dan Olds)氏は語った。「Facebookが勢力を振るい、その地位が基本的に安泰だったときは、同社にとって、変更を行う差し迫った必要はあまりなかった。だが、Googleという有力なライバルが現れて状況が変わった。今や両社は、ユーザーを魅了し、満足させるために全力を挙げなければならなくなっている」

 また、オールズ氏は、Google+が非常に好調な滑り出しを見せたことを受け、両社ともサイトのアップグレード、ユーザーの不満への対応、さらには、ライバルの強みの取り込みを急ピッチで進めるだろうと指摘した。

 「Google+は、プライバシー管理がFacebookより優れていると広く考えられている。このため、Facebookはプライバシー設定を改良していくだろう」と同氏は付け加えた。「また、Googleは、Facebookでは、ユーザーが素早く簡単に評価を加える方法が用意されていると見ている。このため、『+1』ボタンの機能を強化していくだろう。こうした取り組みが活発に進められていくはずだ」

 米国Enderle Groupのアナリスト、ロブ・エンダール(Rob Enderle)氏も、こうした競争激化は大幅なサービス向上につながり、ユーザーにメリットをもたらすばかりだろうと語った。ユーザーは新しい機能を手に入れ、ユーザーの不満にはより注意が払われるようになるという。

 Google+とFacebookの盛んな機能競争は、TwitterやQuoraといった他のソーシャル・ネットワーキング・サイトにも波及するだろうと、米国CurrentAnalysisのアナリスト、ブラッド・シミン(Brad Shimmin)氏は述べた。「FacebookとGoogle+のイノベーションや成熟化に刺激され、他のコンシューマー指向サイトも、安全で生産的な、楽しいユーザー・エクスペリエンスの提供を推進していくと予想される」

 オールズ氏は、Google+とFacebookが今後、地域に密着したコンテンツの取り込みや、ユーザーがGrouponなどのサイトで得るような、地域に即した特典の提供に力を入れると予想している。また、どちらのサービスでも、モバイル対応が引き続き強化される見通しだという。

 「ユーザーの観点から見ると、まさにこうした競争こそが、ソーシャル・ネットワーキング分野で求められているものだ。ソーシャル・ネットワーク・ユーザーは、これから次々に登場する多彩な新機能の恩恵を受けられるだろう」(オールズ氏)

(Sharon Gaudin/Computerworld米国版)

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