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IP PBXの売上高が従来型PBXを追い抜く

(2005年08月25日)

 市場調査会社の米国インスタットによる最新の構内交換機(PBX)世界市場レポート によると、IP PBXの売上高が、従来型のTDM PBXの売上高を上回った。

 さらに、インスタットはこのレポート「IP PBXs: Emerging into Dominance」で、IP PBXの躍進は今後も続き、2009年までには世界におけるIP PBXの総売上高がPBX全体の91%を占めるようになるとの予測を示した。IP PBXの売上げ急伸に後押しされる格好で、世界におけるPBX全体の総売上高も、2009年まで年率6.6%のペースで拡大し続けると予測されるという。

 PBXの売上高の増加率は、世界中で出荷された回線数から算出される。インスタットのレポートでは、この出荷回線数が今年の950万回線から2009年には2810万回線に増加すると予測している。

 もっとも、同レポートの著者であるノーム・ボーゲン氏は、「売上高ではIP PBXがTDM PBXを圧倒するようになるが、それによってTDM機器のインストール・ベースが激減するわけではない」と語り、以下のように続ける。

  「今後数年間は、従来型PBXからIP PBXへの移行が段階的に行われるはずだ。つまり多くの企業が、IP PBXへの全面的な切り替えを進めながらも、(すでに設置されている)従来型PBXを使い続けることになる。よって、設置台数の面で、IP PBXが従来型PBXを上回るのはかなり先の話となる」

 いずれにせよ、IP PBXを介した音声/データ統合は、ユーザー企業にビジネスの新しいやり方を提供するものであり、そのことがIP PBXの需要を押し上げる大きな要因となっている。また、ボーゲン氏は、企業内で無線電話を使用したいというニーズも、ボイスオーバーIP(VoIP) のためのIP PBXの採用を加速させているとしている。実際、VoIP/無線両用の電話を利用すれば、無線LAN、もしくは企業のIP PBXを通じて、携帯電話よりも安いコストで通話を行うことが可能になる。

(Network World オンライン米国版)

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