困難なユニファイド・コミュニケーションの導入
成功のカギは社員の習慣をいかに変えるかにかかっている社員の交流を阻害することには、しばしばリスクがついて回る。だからといって安易にユニファイド・コミュニケーション(UC)ツールを導入しようとしても、それはそれでほかのどのエンタープライズ・ソフトウェアを実装するよりもいっそう危険だ。UCツールは、社員に染み付いた慣習に影響をおよぼすものだからである。
Land O'LakesのCIO、バリー・リベンソン(Barry Libenson)氏は、「(UC)技術の利用に関して、人々は自分なりのペースを保ってアプローチしている。新しいERPシステムなどとは事情が違う」と話した。
年商130億ドルを稼ぐバター・メーカーLand O'Lakesの世界展開を実現させるためには、今後数か月の間にCisco SystemsのUCスイートを採用することが不可欠だという。
例えば同スイートのある機能は、社員のカレンダーに入力された情報を基に居場所を特定し、彼らにかかってくる電話を任意の場所や「iPhone」へ転送するようプログラムすることができる。また、社員名簿の中から同僚の名前をクリックしてビデオ会議を開く機能も、同スイートには搭載されている。
UCツールは確かに扱いが難しいが、人々が協働する方法に新たな展望ももたらすものだ。だがForrester Researchのアナリストであるアート・ショラー(Art Schoeller)氏は、社員が経営陣と同じようにUCツールの価値を認めないケースが多々あるため、その導入はいとも簡単に失敗してしまうと指摘した。
「ユーザーはUCツールを推奨するマネジメント陣をあっさり無視し、ツール導入によって得られるはずだったメリットは失われる。まずは変更管理プログラムを確立し、これに投資をしておく必要があるだろう」と、同氏は話した。
(Lauren Brousell/CIO米国版)



























