「Office 365」の「Lync Online」、マイクロソフト以外のIMネットワークとの連携が可能に
「すでにロードマップに載っている」とコメントするも具体的な時期は明らかにせず「Office 365」のインスタント・メッセージング(IM)/オンライン会議/PC間ボイスおよびビデオ通信ツールである「Lync Online」が、Microsoft以外のIMネットワークにも対応する見込みだ。
Lync Onlineは現在、Microsoftのユーザー向けIMサービス「Windows Live」に統合されているが、今後は「Yahoo Messenger」やその他のIMネットワーク上のユーザーともコミュニケーションが図れるようになるという。先週マイアミで開かれた「ITExpo」において、Lyncの技術スペシャリストであるデビッド・グライダー(David Grider)氏が語った。
もっともグライダー氏はLync Onlineにそうした互換性が実装される具体的な時期は明かさず、「確かにロードマップに載っている」とだけしか話していない。
Lync Onlineは、IM、プレゼンス、音声/映像に関して「Windows Live Messenger」とは連携しているものの、同ツールのオンプレミス版である「Lync Server 2010」には後れを取っている。Lync Server 2010のIMおよびプレゼンス連携は、「Jabber」「Google Talk」などXMPPベースのネットワークや、YahooもしくはAOLといったプロバイダーの消費者向けネットワークとの間に確立されている。またLync Server 2010には、IBM「Lotus」のエンタープライズ向け「IM Sametime」との連携機能も備えている。
MicrosoftがLync Onlineにこうした機能を付与するまで、Office 365の再販業者およびインテグレーターは、Lync OnlineがほかのIMネットワークと何ができて何ができないのか、顧客に詳しく説明する必要があると、グライダー氏は述べた。
「顧客と交渉する際、もし彼らがLync環境とほかの公的なIMネットワーク――Yahooでも何でもよいが――の連携を必須条件としてあげるならば、Microsoftのオンプレミス版Lyncソリューションにそうした機能がすでに搭載されていると話すことになる」(グライダー氏)
事実、Lync Server 2010ではLync Onlineが持っていない数多くの機能を利用することができ、これがMicrosoftが公表している両者の機能比較リストからもはっきりしている。
Office 365ユーザーにとって、ほかのIMネットワークとの連携はきわめて重要な改善点になるだろう。これが実現すれば、Microsoft以外のIMサービスを使用している顧客やパートナーともコミュニケーションが取れるようになり、機能の幅が広がることになる。
(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)



























