モジラ、オンライン広告拒否機能(DNT)の実装ガイドを広告主に提供
チュートリアルや事例、サンプル・コードなどを含む同ガイドがDNT技術実装を促進すると同社広告主やパブリッシャーが「do-not-track(DNT)」機能を実装するのを促すため、Mozillaは「Do Not Track Field Guide」と呼ばれるガイドをリリースした。
同ガイドはチュートリアルやケース・スタディ、サンプル・コードなどから構成され、企業がDNT技術を実装する方法を説明するもの。Mozillaは、開発者、パブリッシャー、広告主がDNTを採用し、インターネット上の行動追跡の制御をユーザー自身の手に委ねるよう啓発することを目標としている。Web上での行動ターゲッティングおよび広範囲追跡を阻止したいというのが、ブラウザ・メーカーであるMozillaの考えだ。
Mozillaのグローバル・プライバシーおよびパブリック・ポリシーの責任者であるアレックス・ファウラー(Alex Fowler)氏は同社の公式ブログにおいて、「過去6か月間、われわれは主な広告主、パブリッシャー、テクノロジー企業の開発者らと力を合わせ、DNTの実装に努めてきた」と記している。同ガイドの制作には、Associated Pressが運営するAP News Registryや、5,000社以上の大手メディアおよび技術企業の代表組織であるDigital Advertising Alliance(DAA)などが協力した。
ファウラー氏によれば、Mozillaのアドオンの中でも最高クラスの人気を誇るオンライン広告ブロック機能「AdBlock Plus」を導入するユーザーより、DNTを有効にしている「Firefox」ユーザーのほうが多いという。「われわれのメトリクス・チームが(プライバシーに配慮した方法で)数か月にわたり機能利用状況を調査した結果、ユーザー・ベースの約5%がDNTを有効にしていることがわかった」と、ファウラー氏は述べた。Mozillaによると、世界中でFirefoxを使用しているユーザーは4億5,000万人を超えるという。同社は、今回リリースしたガイドが開発者らを刺激し、DNT機能の実装が進むと期待している。
Electronic Frontier Foundationのテクノロジー・プロジェクト・ディレクター、ピーター・エカースリー(Peter Eckersley)氏は、Mozillaが広告主の啓発に素早く動いたことを非常に好ましく思っているという。もっとも、Do Not Track Field Guideのリリースは、Webにおけるプライバシー保証に必要な「発明文化(a culture of invention)」に至る小さなステップにすぎないと同氏は語り、「まだまだやるべきことは残っている」と述べている。
(Loek Essers/IDG News Serviceボストン支局)



























