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「カレログ」よりエゲツない? 米国議員、FTCにキャリアIQの調査を要請

「キャリアIQがモバイル利用者の個人情報を取得しているおそれがある」
(2011年12月05日)

 Carrier IQの携帯電話監視ソフトウェアをめぐる問題が、あいかわらず炎上し続けている。12月2日には米国の議員が連邦取引委員会(FTC)に対し、同社を調査するよう要請した。

 Carrier IQのソフトウェアがエンドユーザーの居場所やデバイス上で押下したボタン、動作させているアプリケーションといった情報まで収集できることが先週報告され、同社は激しい非難を浴びた。同ソフトウェアが提供するデータは携帯電話事業者のサービス向上を助けるためのものであり、ユーザーの個人情報は取得していないというのがCarrier IQの言い分である。

 マサチューセッツ州の民主党議員エドワード・マーキー(Edward Markey)氏は2日、Carrier IQを調べてほしいとする書簡[PDF]をFTCに送ったという。同氏は声明の中で、「Carrier IQのソフトウェアに関して強い懸念を抱いている。テキスト・メッセージの内容といったユーザーの個人情報を密かに入手しているのではなかろうか」と述べた。

 FTCには人々を「不公正かつ欺瞞的な行為もしくは慣習」から守る責任があり、したがってCarrier IQの挙動を検証しなければならないとマーキー氏は主張した。FTCは同氏の要請にこたえるか否かをまだ明らかにしていない。

 Carrier IQは12月1日に新たな声明を発表し、個人情報の収集をあらためて否定した。しかし、セキュリティ研究者であるトレバー・エッカート(Trevor Eckhart)氏が公開した映像からは、同ソフトウェアがキーストロークを記録しているような様子がうかがえる。

 ただし、エッカート氏の主張に対しては疑問を呈する専門家もいる。セキュリティ専門家のダン・ローゼンバーグ(Dan Rosenberg)氏は、「私が分析したところ、マーキー氏が主張するような結果は得られなかった。仮にそうした行為が行われているとすれば重大なプライバシーの侵害にあたる」とコメントしている。

 現在Carrier IQは、少なくとも2件の訴訟を起こされているという。

 Apple、AT&T、Sprint、HTC、SamsungおよびT-Mobileは自社の携帯電話にこのソフトウェアが含まれていることをすでに認めているが、Research In MotionとNokiaは同ソフトウェアの搭載はしていないと語った。Verizonも最近、携帯電話へのインストールは行なっていないと公言したものの、複数の開発者がVerizon製デバイスに同ソフトウェアが組み込まれている証拠を見つけたと述べている

(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)

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