グーグルのWeb履歴の注意点とは――3月1日より発効の新プライバシー・ポリシーに備える
手動で履歴を削除し、ブラウザのcookieも無効に…市民権団体のEFF(Electronic Frontier Foundation)は、米国Googleの新しい統一プライバシー・ポリシーが発効する前に、プライバシーに敏感なユーザーは、同社が保存している自分のWeb履歴を削除したほうがよいと勧めており、2月21日に開設したWebページでその方法を紹介している。
Googleがログとして保存しているユーザーのWeb履歴には、Google検索の全履歴やWeb閲覧履歴の一部などが含まれる。
Googleが3月1日から発効させる新しいプライバシー・ポリシーでは、これまで60以上あった同社のポリシーが1つに統一される。Googleは新ポリシーに基づき、3月1日以降、ユーザーがログインしている間、同社のサービス全体でユーザー・データを共有する。
これにより、Googleは位置ベースのスケジュール・リマインダや、より的を絞った広告など、新たなレベルのパーソナライズを行うことが可能になる。しかし、プライバシー擁護派は、Googleの新ポリシーでは、ユーザーによる自分のデータの管理が損なわれるのではないかと懸念している。ではどうすればよいのか――。以下、Googleに自分の検索履歴を追跡されないハウツーを紹介する。
■GoogleのWeb履歴とは
ユーザーがGoogleアカウントにサインインすると、Googleは、すべてのGoogle検索履歴に加え、Google検索結果をクリックして訪問したWebサイトのログを取る。FirefoxブラウザでGoogleツールバーを使う場合、ブラウザが閲覧履歴を記録するように、GoogleがWebサイトの全訪問履歴を記録することを選択できるようになっている。Web履歴は、すべてのGoogleユーザーに対してデフォルトで有効になっている。
Googleは、Web履歴が有効になっていれば、Googleはユーザー・データを使って、精度の高い、パーソナライズされた検索結果や、Web履歴に基づいてフィルタリングされた結果を提供したり、Googleの自動コンプリート機能において、パーソナライズされた予測を行ったりできるとしている。また、検索データは、Googleがパーソナライズされた広告を配信するのに役立つという。
3月1日からGoogleユーザーの検索データは、Googleが持っているほかのユーザー・データ(YouTubeの閲覧履歴など)と組み合わせて利用されることになる。Googleは、ユーザー・データを1つのデータベースにまとめる利点をいくつか挙げている。例えば、検索結果から、ユーザーが料理好きであることがわかっていれば、ユーザーがYouTubeを訪問したときに、料理の動画を勧めるといったことが可能になるという。
しかし、EFFは検索結果から、多くの個人識別情報(現在位置、性別、年齢、関心、宗教、健康上の不安事項など)が漏れる可能性を警告している。そうした情報はできるだけ秘密にして、Googleに提供しないようにしたいというユーザーもいるはずだ。
こうしたGoogleのトラッキングを無効にしたい場合には、ユーザー側で操作するしかない。とはいえ、その操作は以下のように非常に簡単だ。
1 http://www.google.com/history を開き、Googleアカウントでログインする。
2 ページ上部にある「Remove all Web History」ボタンをクリックする。
3 確認を求めるページが表示されるので、「OK」ボタンををクッリクする。
これでWeb履歴は削除された。なお、有効にしたい場合には、http://www.google.com/history/にログインし、「Resume(再開)」ボタンをクリックすればよい。また、ブラウザからcookies(クッキー)を削除する場合には、ブラウザ側での設定となる。複数のGoogleアカウントを所有している場合は、アカウントごとに上記の設定を行う必要がある。
(Ian Paul/PC World米国版)



























