東芝、「瞬間データ無効化技術」で情報漏洩を防ぐHDDを製品化
自己暗号化HDDを機能強化、想定外の機器に接続されると暗号鍵を自動消去東芝は4月13日、想定外の機器に接続されると記録データを瞬時に無効(解読不可能)にする機能を搭載した自己暗号化HDDの新モデルを製品化し、6月下旬から量産を開始すると発表した。
新モデルは、Trusted Computing Group(TCG)の「Opal SSC」仕様に準拠する製品として2010年12月に発表された自己暗号化HDDの機能強化版。2.5インチ型で、160GB、250GB、320GB、500GB、640GBの5タイプが用意されている。
ユーザーは、搭載機器からの指示でデータを無効化するモード、電源供給が遮断されたときにデータを無効化するモードに加え、想定外の機器に接続されたときにデータを無効化するモードの3種類を設定することができる。また、各モードにおいて、データを無効化するHDD上の領域と、無効化せずに暗号化状態で保存する領域も設定できるようになっている。
想定外の機器に接続されたときにデータを無効化するモードについて、東芝では、ノートPCやPOSシステムなどの廃棄や配置換えの際などに、保存データが読み出されるのを防ぐのに便利だとしている。今後はさらに、デジタル複合機(コピー/FAX機)のようなニッチ用途への普及も促進したい構え。
もっとも、東芝の技術サポート・マネジャー、ティム・ライト(Tim Wright)氏は、「人々のセキュリティ意識は高まっているが、暗号化機能を搭載するHDDは、まだあまり普及していない」と認めている。
使いやすさがこの状況を変える切り札になりそうだ。新モデルではセキュリティ機能が極力自動化されている。 「この製品は使いやすい。放っておいても安心だ」(ライト氏)。
新モデルの価格は公表されていない。4月下旬からOEMへのサンプル出荷が開始され、6月下旬から量産が開始されるという。
(John E Dunn/Techworld.com)























